キャンプ料理で使うおしゃれなフライパンの代名詞と言えばLODGE(ロッジ)のスキレットですよね
でもおしゃなフライパンは他にもあります
もちろん料理を美味しく作るための機能も譲れませんが、見た目にこだわって、おしゃれキャンプに似合うフライパンをいくつか選んでみました
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24ヶ月待ち?錦見鋳造の魔法のフライパン
ロッジのスキレットのような鋳造フライパンの良いところは、蓄熱性が高く、キャンプの焚き火のような強い火にかけても熱のムラがおさえられることです
熱のムラがおさえられれば食材全体をまんべんなく加熱することができ、蓄熱性が高ければゆっくりと加熱することができます
このムラなくゆっくり加熱すると言うことが、食材の旨味を壊さずに柔らかく保てる、つまり美味しいと言うことにつながります
その分お手入れに少し気を遣う必要があったり、重くはなったりはしますが、見た目がキャンプの雰囲気にもマッチしますし、多くのキャンパーさんに人気です
そんな鋳造フライパンのなかで、見た目かキレイで、なおかつ料理が美味しくなると言って思いつくのは、錦見鋳造の魔法のフライパンです
photo by 錦見鋳造
厚みは普通の鋳造品の約1/3
一般的に鋳鉄は鋼板に比べると炭素を多く含むため脆いという特徴があります
でも魔法のフライパンは錦見鋳造さんの独自の鋳造技術によって、薄くても強いフライパンに仕上がっています
薄い分、ロッジのスキレットと比べると見た目が軽やかな感じがしますよね
photo by まぜろぐ
実際に、ロッジの9インチのスキレットが1.93kgなのに対して、それより少し大きい魔法のフライパン24cmは850g
一般的な鉄のフライパンだと24cmサイズで500g~1kgぐらいだと思うので、それと比べても遜色なしの軽さ
これなら女性でも取り扱いがしやすいです
片手でも振れるレベルじゃないでしょうか
でもこの魔法のフライパン、人気がありすぎて入手が凄く難しくなっています
一時期は24ヶ月〜30ヶ月待ちだったこともあったみたいです(HITO-RIDE.com より)
ちなみに今は3ヶ月待ちです(2018年1月調べ)
ただし、プレミアム価格(ざっくり1.5倍)でもすぐに入手したいと言うことであれば、ネット通販からゲットできます
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美しすぎて甲乙つけがたい鍛造フライパン
鉄製のフライパンの中で鋳造フライパンの対極と言えば、鉄板をプレスしてつくるいわゆる普通の鉄のフライパン
鉄製とは言え軽くて使いやすく、様々な製品があります
普段使いにはとっても便利なフライパンです
そんなプレスのフライパンの軽さと鋳造フライパンの伝熱性の良いとこ取りをして、かつキャンプに似合うワイルドさや見た目の美しさを兼ね備えている
そんな贅沢なフライパンが鍛造フライパンです
鍛造フライパンもプレスと同じく最初は鉄の板ですが、真っ赤に熱して何度もたたくことによって強度がアップ
そのため丈夫で長持ち、メンテナンスをきちんとすれば一生モノのギアとして愛用できます
また機能美といった表現がぴったりの見た目の良さは抜群
今回は美しすぎて甲乙つけがたい鍛造フライパンを3つセレクトしてみました
河原崎貴(かわらざき たかし)
一つ目は鍛造作家の河原崎貴さんの鍛造フライパンです
河原崎貴さんは都内の百貨店を辞めて長野県伊那市の鍛冶厨房で修行、現在は伊那市の自宅兼工房で鍛造作家として活躍しています
そんな河原崎さんのフライパンがこれ
photo by HARMONICS
河原崎貴さんのフライパンについてはCAMP HACKの丹精込めて作られる「河原崎貴」の鍛造フライパンがキャンプで大活躍! という記事にいろいろ載っていました
入手方法も記載があるので参考になります
他にも調べてみたら、河原崎さんのフライパンを絶賛している方はたくさんいました
例えば キラキラのある日から河原崎貴さんの鉄フライパン という記事
この記事の中で「やはりパンケーキは鉄のフライパンに限る」と語られているのが印象に残りました
他にも百職手帳から松本で買ってきたもの-河原崎貴さんのフライパン- という記事
このブログ主さんは長野県の松本に行ったときに、松本民芸館で偶然開かれていた用の美市で河原崎さんのフライパンを手に入れたそうです
この民芸館、民芸展というのは実はキーワードで、たまたま民芸展をやっていてそこで見つけたという方を多く見かけました
このように、たくさんの人に絶賛されている河原崎さんのフライパンですが、個人的には取っ手の形が一番気に入っています
この取っ手のカーブは超絶美しいと思います
しかも持ちやすそう
photo by HARMONICS
成田理俊(なりた たかよし)
次は鍛造作家の成田理俊さん のフライパンです
このフライパンもファンがたくさんいて、皆さんの意見をいろいろ眺めていると、
- シンプルで美しいデザイン
- 焦げつきにくい
- 油の馴染みが良い(少ない油で良い)
- 取っ手が熱くならない
- 洗剤で洗って良い
と言ったところが共通の意見です
でも実は、このフライパンも取っ手に惹かれました(笑)
河原崎さんのフライパンとは違った細身の取っ手がかなりイケてますね
photo by macaroni
photo by macaroni
Turk (ターク)
最後はTurk(ターク)のフライパンです
タークはドイツの熟練鍛冶職人アルバート・カール・タークが1857年にターク社を設立
それ以来、150年以上も同じ製法で作り続けられているフライパンです
photo by zakkaworks
取っ手も含めて一枚の鉄板を丹念に叩いて成形し、継ぎ目のない一体構造になっています
100年フライパンと言われるとおり、適切なお手入れをすればずっと遣い続けられるまさに一生モノのフライパンです
photo by Turk
普通のプレスの鉄のフライパンと比べて少し重くなっているため軽々と片手で触れると言うわけには行きませんが、熱伝導、蓄熱性のバランスが良く、キャンプで直火で使ったとしても、焦げ付くことなく美味しく仕上げることができます
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器としても使える小型のスキレット
最後は調理器具でもあり食器でもある小型のスキレットを2つ
有名なニトスキとちびパンです
小型のスキレットなら調理してそのままテーブルに並べる使い方がキャンプらしくてオススメ
そんなときに活躍するのがこの2つで、最大の特徴はお値段の手軽さです
これまで紹介したフライパンはそれなりのお値段なので、ちょっと息抜きしましょう(笑)
ニトスキ
photo by ニトリ
最初は言わずと知れた定番ニトスキです
もしご存じないならニトスキで調べてみるか、こんな記事を参考にしてみて下さい
ニトスキはニトリのスキレットの略
お手頃価格の家具や日用品で有名なニトリから販売されているスキレットです
特徴は、鋳鉄のスキレットでありながら、お値段がニトリ価格であることや、調理器具としても器としても使えるちょうど良いサイズであること
特に器としてテーブルに並べておしゃれに飾るところが多くのキャンパーさんの琴線に触れてしまったらしく、2015年の後半ぐらいから大ブレイクしました
ちなみにこんな感じの小さめのスキレットはニトスキ以外にもいくつかあって、例えばこんなものを以前このブログでも紹介したことがあります
ちびぱん
photo by UNIFLAME
UNIFLAMEのちびパンは、これまでに紹介した鋳造や鍛造ではなく、鉄板をプレスしたフライパンです
鍛造や鋳造は見た目の良さと熱の伝わり方からキャンパーさんに人気ですが、普通のプレスの鉄のフライパンにも良いところはたくさんあります
例えばこんなところです
- 錆びにくい
- 中性洗剤が使えるのでメンテが楽
- 衝撃に強い
そしてなんと言ってもこのちびパンの特徴は、黒皮鉄板でできていること
黒皮鉄板とは、鉄板の製作過程でできる表面の黒い酸化膜のことで、この皮膜には表面にミクロンレベルの凹凸がついているため、油の馴染みが良く、焦げつかずにキレイに焼くことができます
ニトスキ同様、調理したあとそのまま器としても使えるサイズ感がとても便利で魅力的ですね
そうなると人数分のセットで欲しくなりますが、ふたつき&ケースつきのセットがラインアップにあるのでお得感あります
紹介したフライパンの特徴まとめ
以上、ロッジのスキレットだけじゃない見た目にこだわったフライパンをいくつかレビューしました
レビューしたモノたちの仕様をまとめておきます
片手フライパン
ロッジ 9インチ | 錦見鋳造 | 河原崎貴 | 成田パン | ターク | |
---|---|---|---|---|---|
外径 | 22.5cm | 24cm | 24cm | 25.2cm | 24cm |
内径 | 15cm | 10.3cm | |||
深さ | 4.3cm | 4.3cm | 4cm | 4.5cm | |
重さ | 1.93kg | 0.85kg | 0.72kg | 1.3kg | |
材質 | 鉄/鋳造 | 鉄/鋳造 | 鉄/鍛造 | 鉄/鍛造 |
食器流用小型フライパン
ニトスキ | ちびパン | |
---|---|---|
外径 | 25.5cm | 16.3cm |
深さ | 3.3cm | 3.5cm |
重さ | 730g | 390g |
材質 | 鋳造鉄 | 黒皮鉄板 |
まとめ
ロッジのスキレットだけじゃないおしゃれキャンプに似合うフライパンをレビューしました
キャンプに似合いそうなフライパンはいろいろ探しましたが、アンテナに引っかかったのは今回紹介した4個のフライパンと2個のミニフライパンでした
我が家では、キャンプの時にも自宅使いの黒皮鉄板のフライパンを持って行ってます
それに加えて自宅では玉子焼き用に使っている小型の四角いスキレットも持参
でもこの四角いスキレットはちょっと小さすぎるので、ロッジのコンボを買おうかなと思ってました
そんなタイミングでいろいろなフライパンについて調べてしまったので、正直ちょっと迷ってます・・・
なんとなく惹かれているのは錦見鋳造なんですが、タークもいいかな
河原崎さんと成田さんのフライパンは入手が難しそう・・・
何とか次のキャンプまでには決めて使い始めたいと思ってます
楽しみですね〜
eyecatch photo by macaroni