ここではデイキャンプを活用したより実践的なキャンプトレーニングを解説します
- 公園ピクニック
- ベランピング
- デイキャンプ
- キャンプ(テントレンタル)
- キャンプ(マイテント)
- おしゃれキャンプ追求
目標と揃えるギアはそれぞれこのように定義しています
キャンプ道具の収納と車への積載
タープの設営と撤収
焚き火台を使えるようにする
クーラーボックスを上手に使う
時間配分のコツを覚える
キャンプ収納
タープ
焚き火台
クーラーボックス
いよいよデイキャンプで”半分だけ”キャンプを実践してみます
これまでの2ステップで、リビング・ダイニングを作り、キャンプ料理を作るところは実践しました
デイキャンプではそれに加えてリビング・ダイニングの屋根であるタープを購入して設営・撤収の練習をします
さらに公園やベランピングでは難しい焚き火にチャレンジ
そしていよいよフィールドに出ますので、キャンプ道具の収納と車載も実践します
ここまでできるようになれば、「もう後はテントに寝るだけ」というところまでギアの準備は出来上がりますが、重要なことがもう一つ
それは行動の時間配分です
キャンプをスムーズに進めて、アウトドアを満喫し、楽しい思い出を残すためには、時間配分をキチンとすることがかなり重要ファクターになります
いくら良いキャンプギアを揃えて、いくら美味しい料理ができたとしても、時間配分に失敗するとせっかくのキャンプが台無し
「なんか慌ただしかったね」、「なんか大変疲れたね」と言ったネガティブな印象のままキャンプが終わり、せっかく盛りあがってきた雰囲気もトーンダウン
最悪キャンプそのものへの興味が薄れてきてしまうことさえあり得ます
過度にシビアに考える必要はないかもしれませんが、「最低限の時間配分の方法を身につけてキャンプをスムーズに進めることはとても大切」と言うことを肝に銘じ、デイキャンプを通して練習しておきましょう
キャンプ道具の収納について
見せる収納と使える収納
キャンプ道具の収納の意味は3つあって、一つは自宅での収納、二つ目は車に載せるときの収納、そして最後はキャンプサイトでの収納です
これらキャンプギアの収納については、最近、こんな考え方が流行っています
- 見せる収納
- 使える収納
見せる収納とは、見た目がおしゃれな収納ボックスを使って、収納も含めてキャンプサイトのおしゃれ感を出すものだったり、例えばリビングの一部として置いておけるアウトドア・インドア共通で使えるキャンプ道具収納のことです
また使える収納とは、収納ボックスでありながら天板を敷いてテーブルとして活用したり、積み重ねて棚として活用できたりと、収納以外の用途で使えるモノのことです
これら2つのポイントを頭に入れつつ事例紹介していきます
見せる収納
まずは見せる収納
インドア・アウトドア共通で使えて、かつ見た目がおしゃれな収納について、いくつか例を挙げてみます
ただし、インテリアやキャンプサイトのデザインは人それぞれですから、ベストはこれ!という選び方はできません
そこで、見た目や雰囲気の異なるウッド、メタル、プラスチックの代表的な3つの素材を使った収納にいて、それぞれ代表的な例を紹介します
まずはウッド
ミカン箱やリンゴ箱が最強!という意見もありますが、ウッド系の収納で有名なのはINOUTのSTACKBOXです
このSTACKBOXの便利なところは、専用のアルミトップを乗せてテーブルにできることや、専用の棚に収納してインテリアとして使えるところです
photo by INOUT
photo by INOUT
そしてデメリットは一つ
全部揃えるとかなりのお値段になってしまうことです・・・
見た目はホントにおしゃれなんですが、気軽に手を出せる代物じゃありませんね
次にメタル系です
実はメタル系ならこれが最強!という収納BOXがあるのですが、それは後で特出しで解説します
ココではその次ならこれかなとオススメできるNo.2
シンプルな雰囲気のインテリアやキャンプサイトにはピッタリのALUTECのアルミコンテナです
photo by PFS
おしゃれキャンプのスタイルのひとつがをアースカラーやウッド素材を使ったサイト統一感の演出ですが、そんなアースカラーやウッド素材には、このアルミのと質感がても良くマッチします
最後がプラスチックです
いまキャンパーの間で一番有名なプラスチック系の収納ボックスはこれでしょう
無印良品のポリプロピレン頑丈収納ボックスです
photo by 無印良品
その名の通り頑丈にできていることと、白一色のシンプルな無印良品デザインが人気の理由で、いろいろなところで取り上げられているのでご存じかもしれません
収納からは少し話がそれますが、無印良品グッズをキャンプに取り入れようというのは、やはり誰でも一度は考えることで、以前こんな記事を書いてみましたので良かったら参考にしてください
以上、ウッド、メタル、プラスチックの3つの収納について代表的な魅せる収納を紹介しました
使える収納
次は使える収納です
おそらく現時点で、使える収納の最強アイテムはスノーピークのシェルフコンテナだと思います
使える収納としてだけではなく、見せる収納としても人気絶大です
photo by snow peak
シェルフコンテナの特徴的なところは、
- キャンプ道具の収納として使える(サイズは2種類)
- スタックできる
- インテリアにも溶け込むデザイン
- 棚(シェルフ)としてキャンプサイトで使える
といった見た目の良さとマルチな使い道です
これが広くキャンパーの心をつかんだようで、なんとシェルコン会というシェルフコンテナ好きな人たちのグループもあるくらい
CAMPICのシェルコン会の記事
この写真のように車に積み込むときも便利そうで、今シーズンも3回ぐらいはこんなシェルコン4段重ねの車に遭遇しました
https://www.instagram.com/p/BG7ySUSwfEL
我が家でもシェルコンに合わせて収納スペースの棚を改造検討中
できあがったら紹介したいと思っています
車への荷物の積み込み
収納ボックスが決まったら次は車への積み込みです
積み込むと言ってもそう単純ではなく、ものが多いだけに上手くやらないと入り切らないこともあり得るので、それなりの練習が必要
自分の車を使って試行錯誤を重ね、必勝パターンを探し出してください
その意味で、オーバーナイトキャンプより荷物の少ないデイキャンプでみっちり練習しておくのは良いやり方だと思います
実際の車載方法については、車の種類やキャンプギアの種類や量によって人それぞれなのでピンポイントでその人にマッチしたベストな方法を解説することはできません
よって、まずは以下の一般的な考え方と工夫のポイントを覚えてください
そのうえで自分なりのアレンジを加えていきましょう
車載に関するポイントは次の4つです
- 空間の有効活用(小物のまとめと仕切り)
- 隙間の活用
- 配置
- 収納力アップ
順番に解説していきます
空間の有効活用
まず空間の有効活用というのは、無駄な隙間を作らないということです
当たり前ですが、限られたラゲッジスペースは無駄なく使うのが積載量を増やすポイントの一つ
そのためには、
- 小物をまとめる
- 収納ボックスを上手に活用する
- 仕切り板を設けて立体的に空間を使う
といった工夫があります
例えばなるべく小物はまとめて収納ボックスに入れてしまいます
モノをなくさない、忘れ物をしないためです
次にその収納ボックスですが、車のラゲッジスペースに合わせて可能な限り種類とサイズを揃えるようにしましょう
無駄なスペースを作らないためです
例えばこんな感じ
https://www.instagram.com/p/BLzipDYD2ti/
無駄な隙間がなくて空間が効率よく使われています
また見た目もグッド
これは単なる自己満足だけでなく、整理整頓されていて使い勝手が良い、迷子がなくなる、忘れ物がなくなるといった効果もあります
最後が仕切り板
まずはこの写真をご覧下さい
photo by lantern
特にワンボックスやミニバンで有効なやり方ですが、このようにテーブルなどを仕切り板にして上下で空間を分けると、配置の自由度が高くなるので(分けた空間を別々に使える)、無駄なスペースを抑える効果があります
隙間の活用
2番目は隙間の活用です
極力作らない方が良いと言っても、どうしても隙間はできてしまうものです
ならばその隙間を上手に埋めていけば空間を効率よく使えます
隙間を埋める代表的なものはシュラフや衣類
隙間を埋めるだけでなく、走行時のガタつき音を抑える効果もあります
配置
3番目は積載するモノの配置です
このルールは簡単!
最初に使うモノを手前に配置するのが大原則です
ちなみにキャンプに行って最初に使うモノはチェアでもテントでもなく、クーラーボックスです
事前に全ての食材を用意するなら関係ありませんが、キャンプ場へ行く途中で買い出しするなら必ずクーラーボックスは使います
いざ買った食材を入れようと思っても、クーラーボックスが隠れて見えない・・・
なんてことがないように気をつけてください
またキャンプ場についたら最初に欲しくなるのはチェアです
遠くまで運転してきて、「さあこれから設営するぞ」という前の休憩に必須
そして実際にサイト設営の準備をするときにあると便利なのがレジャーシート
サイトの脇に敷いておいて、車から降ろしたキャンプギアの一時置き場にします
なお雨の時は最初にタープを設営して一時置き場にします
雨が予想されるときはタープを取り出しやすい位置に載せておくことが大切です
あと重いモノはなるべく下に置きましょう
リアドアを開けたときに崩れてくると怪我します・・・
収納力アップ
4番目は収納力アップ
これは可能な限り努力したい項目で、投資も必要になりますが、そもそもの車載量を増やしておかないとどんなに工夫してもキャンプギアが載りません・・・
収納力をアップさせる一番良い方法はやはりルーフラックやルーフボックスの活用です
いまお使いの車にフル装備のキャンプギア(3〜4人のキャンプ、座席は使わない想定)を載せる場合、どんなにうまく載せたとしても、ステーションワゴンやSUVタイプではちょっと足りず、ミニバンならかろうじてOKといった感じだと思います
例えば我が家のVOLVO V70の場合、車幅も1900mm近くありますし、ステーションワゴンの中ではリアのラゲッジスペースは広い方だと思います
それでもフル装備は載りません
やはりルーフラックやルーフボックスは必要です
ただ座席を収納スペースに使うと少しは積載量を増やすことはできます
5人乗りに4人なら、後部座席の1名分は足下にシュラフを詰めて、座席に衣類バッグを載せるなど可能です
またよくある工夫の一つが頭上の隙間スペースの有効活用
インテリアバーを渡せば長物や薄いモノを収納することができます
以上、キャンプギアの車載について参考になりそうな情報を集めてポイントをまとめてみました
ラゲッジスペースへのパッキングは工夫し出すと意外とハマる奥深い作業です
かつ車載のことを考えながらキャンプギアを揃えていかないと、せっかく買ったのに積めない・・・といった悲しいことになりかねません
こんな失敗がないように、是非デイキャンプを活用して車載も考慮したキャンプギアの選定を進めて行きましょう
タープの選び方
デイキャンプではいよいよタープを設営します
標準的なキャンプサイトでは、リビングやキッチンのスペースにタープは必須
雨や日差しを避けて快適に過ごすための必需品です
タープの種類は大きく分けて3つあります
- レクタングル・スクエアタープ
- ヘキサタープ
- スクリーンタープ
- 変形タープ
レクタングル・スクエアタープ
レクタングル(長方形)やスクエア(正方形)のタープは基本中の基本で、以下のように6本のポールで立てます
photo by snow peak
シンプルな四角形であることと、6本ポールで立てるとタープの端まで高さがあって有効に使えるので、広いスペースが必要な多人数のキャンプサイトに適しています
もちろん工夫を凝らしたいろいろな張り方もできます
例えば片方のポールを外して地面に落とし、反対のポールは高くしてテントに向ける(プライバシー確保や風よけなど)、と言った変形バージョンです
photo by Captainstag
photo by Captainstag
photo by Captainstag
photo by Captainstag
タープの形に迷ったらレクタングルタープにしておけば失敗は少ないです
ちなみにこの張り方はカッコイイ!
こんな風に張り方の工夫でいろいろなサイトの雰囲気を演出することもできます
ヘキサタープ
ただし、人気で言えばレクタングルよりヘキサタープでしょう(ヘキサ:ヘキサゴン、6角形)
ヘキサタープの特徴は、なんと言っても形がかっこいいこと
ヘキサタープを張ったときの曲線美に魅せられているキャンパーさんはたくさんいます
例えばこんな写真
photo by pintarest
また、ヘキサタープは通常はメインポール2本だけで張るので、設営が簡単というのもメリットの一つです
レクタタープ同様、いろいろな張り方があって、様々なシチュエーションに対応できます
ただしタープの端が湾曲しているため、どうしてもレクタングルタープよりは有効面積が減ってしまいます
見た目をとってヘキサにするか、広さをとってレクタにするか
悩ましいところではありますが、迷ったらレクタがオススメ
まずは基本の日よけ・雨よけとしての機能(面積)を重視したタープを持っておくのが良いです
その上で、サイト設計が固まってきて見た目にこだわりが出てきたらヘキサを検討してみたらどうでしょうか
スクリーンタープ
スクリーンタープは部屋のように囲われた形のタープです
囲っている壁面はクローズにもオープンにもできるので、寒いときや雨の時はクローズ、暑いときはオープンと使い分けることができます
またメッシュにもできるので虫嫌いな人にとっては最強のアイテム!
定番コールマンのウェザーマスターシリーズのスクリーンタープを例にとって説明します
基本形はこのように全体をクローズにする形
photo by Coleman
そして全ての壁面はメッシュにできます
photo by Coleman
さらにメッシュも巻き上げてフルオープンにすること可能
photo by Coleman
このように、状況に応じて閉じたり開いたりできるのがスクリーンタープの特徴です
ただし、メッシュとはいえ夏の昼間だと中には入れません。
暑すぎます・・・
よって夏場の昼間は上記のようにフルオープンにして使います
まぁ昼間の暑いときは虫も少ないので良しとして、夕方になって涼しくなり虫が出てくるタイミングでメッシュに切り替えると良いと思います
そしてプライベートを確保したいときや雨が降ったときなどにはフルクローズにして使います
と、良いとこずくめのスクリーンタープですが、一枚布のタープより設営の手間がかかるのと値段が高いのが難点です
またオープンにできるとはいえ、やはり開放感は一枚布のタープには劣ります
変形タープ
最後が変形型のタープです
単純な一枚布ではなく立体的な形状をしているので、いろいろな形に変形させることができます
有名なのがスノーピークのランドステーション
スクリーンタープのようにすべてを囲う使い方はあまりせず、形状の自由度が高いオープンタープと言った使い方がメインです
photo by snow peak
photo by snow peak
最近、このような大型の変形タープやスクリーンタープの下にテントを張るカンガルースタイルと言うのが流行っています
このスタイルの最大の特徴はタープ内のレイアウトの自由度が高いことですが、別の見方もできます
それはおしゃれな小型テントが活用できること!
多人数のファミリーキャンプだとどうしても2ルームシェルターなどの大型テントに目が行きがちですが、おしゃれな小型ドームテントはたくさんあります
そんな小型テントと大型タープを組み合わせたカンガルースタイルは、サイトデザイン(特にテント)の制約を取り除いて選択肢を広げてくれるので、おしゃれキャンプにはもってこいのスタイルといえます
photo by 双子と週末外遊び
オススメ・定番ターブ
タープについて書いた過去記事をリストアップしてみました
他にもいろいろなおしゃれなタープがたくさんありますので、レビューしたら随時更新・追加していきます
焚き火台の選び方
公園や自宅では、炭火バーベキューはできても焚き火はできないところが多いと思います
でもキャンプ場やバーベキュー場に行けば、直火は無理でも焚き火台を使った焚き火はオーケー
ぜひ焚き火台を購入して焚き火を実践してみましょう
もちろん本当は夜が焚き火のベストタイムですが、それは次のステップのお楽しみとします
焚き火台のサイズ
焚き火台選びで重要なのはサイズですが、逆にそれを決めてしまえば、あとは自分好みのデザインを選べばOKです
ということで、まずはその重要なサイズ選びについて考えてみましょう
解説はスノーピークの焚き火台シリーズを例にとって進めます
スノーピークの焚き火台シリーズはサイズが3種類(SML)とあるので、サイズ別の説明には好都合です
まず始めにスモールサイズ
当たり前ですが、小さく焚き火をする場合は小さなサイズを選びます
小さい焚き火というのは、小さな薪(小枝や枯れ葉)などをくべて、焚き火そのものを楽しむとか、ポットでお湯を沸かすか、小さなクッカーで料理を作るとか、そんな規模感の焚き火です
この時注意するのは燃やすものです
小さな焚き火台には大きな薪はくべられませんから、薪を割って使うか、その場で拾ってきた小枝や枯れ葉をくべることになります
ただ一面芝生のキャンプサイトやある程度整備されたオートキャンプ場など、燃やすものが見つからないなんてシチュエーションは多々あります
またスノーピークの焚き火台のSサイズは正方形で一辺が27cm
市販されいてる薪は35cmから40cmぐらいが一般的ですから完全にはみ出してしまいます
このように考えていくと、小さい焚き火台はかなり特殊な使い方になることがおわかりかと思います
焚き火自体を小さく楽しむといった用途にはベストマッチですが、調理を想定した使い勝手を求めるなら、小さすぎる焚き火台はオススメできません
人数が少なくても少し大きめのモノを選ぶと良いと思います
その点で、スノーピークの焚き火台の場合、Mサイズが一辺35cm、Lサイズが45cmです
このくらい以上のサイズなら調理を想定した焚き火台の使い方ができるようになってきます
ただ先に述べた一般的な薪のサイズを考えると、Lサイズ相当(40cm以上)の方がきちんと薪が焚き火台の中に収まるので、MよりLサイズが使いやすいと思います
つまり40cmの薪が収まるサイズというのが目安になります
次にサイズ以外のポイントですが、これは各メーカーの焚き火台に用意されているオプションも決め手になります
スノーピークの場合、焚き火台Lは半分に分割して焼き網とグリルプレートを並べておくことができます
逆にそれ以下のSとMでは、これらを並べて配置することはできません(網とプレートは単独で使う)
焚き火料理のバリエーションにもよりますが、こういった網&プレートの使い方ができるのは便利です
そう考えると、特別車載の問題がない限り、大きめサイズを選んでおいた方が良いといえます
オススメ・定番焚き火台、焚き火グッズ
焚き火台・焚き火グッズについて書いた過去記事をリストアップしてみました
他にもいろいろなおしゃれなものがたくさんありますので、レビューしたら随時更新・追加していきます
クーラーボックスの選び方
クーラーボックスは、自分のキャンプの環境(条件)でサイズと性能を決めたら、あとは予算と相談しつつ、一番おしゃれな気に入ったものを選びましょう
性能(保冷力)について
まずは性能ですが、クーラーボックスの性能とは保冷力のことで、クーラーボックスの構造に大きく依存します
市販されていクーラーボックスの構造を大きく分けると次の3種類です
- 発砲スチロール
- 発砲ウレタン
- 真空断熱パネル
発砲スチロールはホームセンターなどで売っている安いクーラーボックスで保冷力は一番低いです
発砲ウレタンがキャンプ用クーラーボックスで一番なメジャーなタイプですウレタン材のほ厚みに応じ保冷力はアップしますがその分、内容積が減っていきます
最後が真空断熱パネルで、構造的にはほとんど熱を通さず、しかも軽量です
ただその分価格は高く、主に釣り用のクーラーボックスに使われています
この3種類のうち、キャンプ用クーラーボックスとしてバランスが良いのは、やはり発砲ウレタンタイプのクーラーボックスです
キャンプ用として市販されているものは、ほぼこのタイプだ思います
真空断熱パネルタイプは保冷力はバツグンですが外寸の割りには内容量が小さく、かつお値段が高いのでバランスが悪いと思います
また釣り用に作られているものは、釣った魚を入れるために横長になっていたり、小窓がついていたり、キャンプ用途としては使いにくかったり不要な機能があったります
特にこだわりがなければキャンプ用として市販されている発砲ウレタンタイプを選びましょう
サイズについて
次にサイズですが、3〜4人のファミリーキャンプだと50リットルサイズが一般的な大きさと言われています
もちろん人数だけで決められるものではありませんが、これ以上大きいと車に乗らなかったり運ぶのに重すぎたりと言った弊害も出てきますので、このサイズ感よ参考にして良いと思います
我が家も3家族人で51リットルのクーラーボックスを使っています
これで足りなければ、小さいサイズをプラスしましょう
その際に、保冷力にこだわらなければソフトクーラーにしておく手はあります
使い終わったコンパクトになるので、収納問題を少しは軽減できます
と、ここまで決まればは方向性バッチリです
あとは予算と相談しつつ気に入ったもの選びましょう
上手に使うコツ
最後にクーラーボックスを上手に使うコツについて少し
これもいろいろな解説記事が参考になります
要約するとポイントは以下の3つです
- 開け閉めの回数す極少なくすること
- 日の当たらないところ設置すること
- クーラーボックスの台を使うこと
いずれも中の冷気を逃がさないポイントです
また、クーラーボックスの中をどうやって冷やすかというと、真っ先に思いつくのは保冷剤でしょう
ただ保冷剤は一長一短あって、キンキンに冷やせる一方、温まってまうとただのスペースの無駄にってしまいます
我が家でも試行錯誤して来ましたが、いま落ち着いているのは凍らせたペットボトル方式
凍らせたお茶のペットボトルはは使い勝手バツグンで、入れておくと保冷剤になりますし、溶けてきたら飲んでしまうのでスペースが無駄になりません
2リットルのペットボトルだと完全に凍らせるのに少し時間がかかるので、キャンプに行く数日前から準備必要ですが、それさえ忘れなければかなり有効な方法です
もちろん保冷剤も常に我が家の冷凍庫ではスタンバっていて、キャンプではなく肉や魚の買いものに行くときなどに車のクーラーボックスに放り込んでいます(すごく冷やしたいときは時々キャンプにも使います)
オススメ・定番クーラーボックス
定番、人気、オススメクーラーボックスをいくつか紹介します
サイズさえ選んでしまえば、あとは見た目が気に入ったモノを選びましょう
最初はコールマンのスチールベルト
我が家で愛用しているクーラーボックスです
シルバーの人気が高いようですが、カラーバリエーションが豊富なのできっとお気に入りがあるはずです
例えばレッド
もしくは昔懐かしい色合いのターコイズなどが気になるところです
次がおしゃれキャンプの鉄板
YETIのクーラーボックスです
Instagramのおしゃれキャンパーさんのサイト写真を除くと、かなりの確率でこのYETIのクーラーボックスが置いてあります
ちょっとお値段が高めですが、購入したときの自己満足度は高そうです
そして最後がigloo
ジャグで有名なiglooですがクーラーボックスもあります
ジャグとブランドを揃えると言うのも統一感があって良いと思います
時間配分
冒頭にキャンプでの時間配分の重要を説明しました
デイキャンプでは、
- タープやキッチン、リビングの設営にかかる時間を把握すること
- 早め早めの感覚を身につけること
の二つをトレーニングしておきます
キャンプ初日の時間配分シミュレーション
キャンプ場に着いたあと、その日のうちにやるべきことは、大きく二つ、サイトの設営とディナーの準備です
ディナーの準備や調理にかかる時間はベランピング練習でだいたい身につけていると思うので、デイキャンプでは、荷物を降ろしてタープを張って、キッチンやリビングを設営するまでの時間をおおよそ把握するようにましょう
ラフでも良いのでどの程度の時間がかかるのかを把握することは、このあと全体の時間配分を行う考え上で非常に重要なことです
サイトの規模やギアの種類、その日のコンディションによって変わりますが、ここでは、キャンプサイトについてから荷物を降ろしてタープ張って、キッチンやリビングをレイアウトして一息つくまで、1時間として話を進めます
最初にキャンプ初日を例にとって全体の時間配分を考えてみます
まずやることはゴールを決めて逆算することです
キャンプの醍醐味の一つはディナーの後の夜のお楽しみタイム
それを19時として計算すると、
17:00 調理(1時間、火熾し等含む)
18:00 ディナー(1時間)
19:00 夜のお楽しみタイム
となります
これだけならまぁ夕方から動き始めればよいか、と見えるんですが、それは自宅にいるときの話
キャンプ場ついて荷物を降ろしてサイトを設営してとやっていくと、夏場なら汗だくになります
ディナーの前にお風呂入りたいね、となるのは必定で、片道15分のところにある温泉に行くとなると、それだけで1時間半はかかります(特に女子チームは時間かかりますね)
そうやって考えていくと、キャンプ場に13時に到着たとして、このようなタイムテーブルになります
13:00 キャンプ場到着
サイト設営(2時間半)
15:30 お風呂
17:00 調理(1時間、火熾し等含む)
18:00 ディナー(1時間)
19:00 夜のお楽しみタイム
ここではサイト設営に2時間半とっています
この2時間半という数字はか人によっま感じ方はちまちですが、我が家の場合は「少なくはないけど多くはないな」という感覚です
サイト設営といっても、子供にやらせたり脱線して遊んだり、ちょっとき疲れたの休憩したりと、楽しみながらやってます
なのでテキパキやればさホニャララ時間という数字は把握しつつ、それに余白を足して時間設定しています
デイキャンプの時間配分
さて前のセクションではキャンプ場の初日を例にとって簡単なタイムテーブルを作って時間配分を考えてみました
ではこれをデイキャンプに当てはめるどうなるでしょうか
同じように考えてデイキャンプのタイムテーブル例を作るとこのようになります(10時チェックイン、17時チェックアウトの場合)
10:00 デイキャンプ場到着
荷下ろし、サイト設営
10:30 バーベキュー準備(火熾し開始)
11:30 バーベキュー開始
バーベキューやアクティビティ
春・秋の場合
15:00 撤収開始
16:30 撤収完了
夏の場合
15:30 撤収開始
17:00 撤収完了
基本的な時間配分の構成は先に説明したキャンプ初日の例と同じです
唯一違うのは、デイキャンプの場合は撤収完了を日の入り前に終わらせること
追加でランタンなど照明を用意しても良いですが、暗いと撤収はやりにくいので、暗くなる前に完了させるように時間配分しましょう(予備としての照明は必要です)
最後に時間配分全体を通して言えることですが、
- やりたいことや周囲の状況に応じて臨機応変に予定は組み替える
- 全ての行動に余裕をもって時間を当てはめる代替案を用意しておく
と言ったことも意識しましょう
例えば、天候が変わったとか、みんなが疲れてしまって早めには切り上げたほうがよさそうとか、いろいろ想定外のことが起こり得ます
それに対処するには、時間に余裕をもつことと代替案を用意しておくことです
思ったよりアクテビティが楽しくてディナーの準備開始が遅れてしまったら、スパッとメニューを切り替えて手軽なインスタントですますとか、風が強いのでバーバキューは早めに切り上げて別の遊びに切り替えるとか
何かアクシデントがあっても代わりのプランで楽しめたりすれば、それはそれできっと良い思い出になります
そんな心の余裕を持てるように時間配分のトレーニングを積んでみて下さい
まとめ
以上、ステップ4ではデイキャンプを活用したキャンプ実践の解説をしました
このステップで、
- キャンプ道具の収納と車への積載
- タープの設営と撤収
- 焚き火台を使えるようにする
- クーラーボックスを上手に使う
- 時間配分のコツを覚える
についてトレーニングしました
また
- キャンプ収納
- タープ
- 焚き火台
- クーラーボックス
と言ったキャンプギアも揃えたと思います
このステップから実際のフィールドに出るので、覚えることややらなければならないことが増えました
でも実際のフィールドに出れば楽しみながら一つ一つマスターしていくことができるはずです
デイキャンプも最初から完璧にこなそうとせず、少しづつ段階を踏んで経験を積んで行くことをお勧めします
深く思い悩まずに、アウトドアライフを満喫することを第一に考えて下さい
そしてこのデイキャンプで、やはりテントで泊まってみたいと意見が揃ったら、ぜひ次のステップには進みましょう
次はステップ4のキャンプ(レンタルテント)編です
次のステップはこちら
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