キャンプで2バーナーを使っている時、「あともう一口あったらな」と思ったことはありませんか?
例えば、メイン料理とスープで2つのバーナーを使ってしまっていて、「ごはんはどこで炊くの?」と言ったシチュエーション
不便な中を工夫して楽しむのもキャンプですが、せっかくのキャンプなら、食事の準備はスムーズに進めて、食後の貴重な時間を空けておきたいものです
そんな時、ちょっと贅沢にもう一つサブバーナーがあると便利
メインが足りないときのプラスワンとしても使えますし、他にもいろいろ使い道があります
今回は我が家の事例を紹介しながら、サブとしてのシングルバーナーのメリットを説明します
使っているのは30年来の相棒
コールマンのピークワンストーブ(Peak 1 Model 400 Stove)です
シングルバーナーは持ってると便利だしキャンプの楽しみ方を広げてくれるツールでもあるので、持っていないキャンパーさんは、ぜひ検討してみて下さい
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コンテンツ
シングルバーナーが必要なシチュエーション
まずはじめに、どんなシチュエーションでシングルバーナーが必要なのか、またシングルバーナーがあると便利なのはどんなシチュエーションなのか、リストアップしていきます
同時調理したいとき
冒頭に説明した典型的なシチュエーションで、料理の都合上、バーナーの口が一つ足りないことが時々あります
普段なら電子レンジで何とかやりくりできるものでもキャンプでは不可能
特に子供さんのいるファミリーキャンプでは、子供たちのおなか空いた攻撃はなかなか手強く、普段に輪をかけてテキパキこなさないとせっかくの盛り上がりがトーンダウンしてしまうこともあり得ます
そんな時のサブのシングルバーナーはとても心強い味方です
お互い協力して作業するという家族や仲間の一体感を味わう意味でも、メインと別にもう一つバーナーがあると作業分担ができて良いと思います
テントから離れて火熾ししたいとき
我が家で感じるサブバーナーのありがたみの二つ目は、テントやタープから離れて火起こしができることです
雨が降っていたり少し寒くてテントやタープをクローズドに設営したとき、その下で火を熾すと、炭火が安定するまでの数分間はかなり煙たい思いをしなければなりません
ススでテントやタープが汚れそう・・・
それを避けるのに、少し離れたところでシングルバーナープラス火熾し鍋で炭火を熾し、安定燃焼したところで焚き火台へ移します
photo by Amazon
我が家の場合、スノーピークのランドステーションを使ったカンガルースタイルがメインなので、ランドステーションの張り方次第では2バーナーが比較的奥まったところに配置されることがあります
そんな時、シングルバーナーを持って、少し離れたところで火熾しすると、煙たい思いをせずに快適に準備できます
またその際に2バーナーは別のことができるので、トータル時間の節約にもなります
ミニマル感で楽しみたいとき
シングルバーナーの楽しさを実感する使い方の一つがミニマルキャンプです
ファミリーキャンプなど人数の多いキャンプも楽しいですが、だんだん慣れてくると、ミニマルな感じでこじんまりとキャンプを楽しみたくなることがあります
というか、キャンプにハマればハマるほど、かなりの割合でミニマル志向になっていくような気がします
ミニマルキャンプの場合、用意するギアは必要最低限のものであり、当然バーナーも必要最低限のシンプルなシングルバーナーが好まれます
ただしこの時は、シングルバーナー一つで何でもこなしてしまうスキルが必要
つまりキャンプ初心者ではなかなか手が出せないのがミニマルキャンプと言えるでしょう
だからこそ、キャンプに慣れてスキルが上がってくると、ミニマルを志向するようになるのかも知れません
こだわりコーヒーセットで楽しみたいとき
とは言え、特にファミリーキャンパーさんの場合、なかなか家族を放り出してソロキャンプに行くことは難しいでしょうし、同意なしにミニマル路線を突き進むと「不便すぎる」と文句が出ること必定です
我が家もそうです
でも、そんなときにオススメなのがこれ
こだわりコーヒーセットのギアの一つにシングルバーナーを位置づけてしまうやり方です
我が家にはパパのコーヒーセットというのがあって、アウトドアでエスプレッソを楽しむためのギアが揃っています
そのギアを使ってコーヒーを淹れるときは、決して普段キャンプで使うメインの2バーナーを使ってはいけません
すべてこだわりコーヒーを淹れるための専用のギアで揃え、自分だけのこだわりワールドを作ることが一番大切
これを楽しむんです!
バーナーに限らず、あれやこれやギアを吟味し、時には実際に買って試してみたり、そういった試行錯誤をしてこだわりのギアを選んでいくという楽しみ方は、キャンプの醍醐味の一つでしょう(賛同者は半分くらいかな?)
この写真がパパのこだわりコーヒーギアセットです
詳しくはこちらの記事をご覧下さい
デイキャンプや公園に持っていく
それでもこだわりギア集めの承認が下りないときは、説得の切り口を変えてみてください
コーヒーセットまではやらなくても、バーナーやケトル、カップ、カトラリーなどをセットにして車に積んでおけば、例えば公園に遊びに行ったとき、ちょっとしたティータイムやおやつタイム、おつまみタイムに大活躍してくれます
お気に入りのバスケットにカトラリーやカップなどを揃えて、おしゃれなティータイムを演出すれば、許可も下りやすそうですね
他には、寒い日のドライブでお湯を沸かしてカップラーメンをすするなんて使い方ももちろんできまが(意地でもコンビニは探さない強い意思が必要です)、この路線で攻めると、多分失敗します・・・
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我が家のシングルバーナー
次に我が家で愛用しているシングルバーナーを紹介します
我が家では30年以上前から2バーナー+シングルバーナーの3口がキャンプの基本
メインもサブもコールマンのガソリンバーナーをずっと使っていて、メインの2バーナーは数年前に買い換えました
一方サブのシングルバーナーがここ数年行方不明だったのですが、先日実家で見つかりました
コールマンのPeak1ストーブです
先に説明したシングルバーナーが欲しくなるシチュエーションは、全てこのピークワンストーブを使ってきた経験に基づいています
ただここ数年行方不明だったので、ちょっと不便な思いをしていました
新しいのを買おうかなと思っていた矢先に見つかったので、現在かなりハイテンションになっています
ピークワン復活の儀
ということで、久しぶりに使ってみました
ピークワンストーブはこのようなケースに入っています
このケース自体が鍋になっていて、中には鍋をつかむための「取っ手」が付属しています
昔、おなかが空いたときに、この鍋でラーメンを作って良く食べました
フタを開けてストーブを取り出して、鍋をささっとゆすいだら普通にラーメンを作り始めます
鍋の汚れが気になるようではピークワンは使いこなせません・・・
たぶん10年以上は行方不明になっていたので、使うのは久しぶりです
とりあえず見た目に不具合はないので、燃料を入れ、ポンピングし、着火してみます
ちょっとポンピングがスカスカな感じがしたので、しばらくしたらメンテナンス(またはポンプ交換)しようと思いますが、とりあえず火はつきました
すかさず追加でポンピングしてしばらくすると青火が安定
懐かしい「ゴーッ」という音が庭に響き渡りました
感無量
またしばらくはコレで遊べそうです
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シングルバーナーを購入するなら
ご覧の通り、我が家ではコールマンの古いシングルバーナーを使っています
きっとこのあとも使い続けますし、壊れたら修理するので、買い換えはしないでしょう
でももし追加で一台買うとしたら?ということで考えてみました
これからシングルバーナーを購入されるキャンパーさんの参考になれば幸いです
燃料の統一
まず追加購入するとして真っ先に考えるとしたら燃料の統一です
我が家はランタンとバーナーは昔からコールマンのガソリンを愛用しているので、やはり普段使い慣れている燃料を選ぶというのが一つの考え方です
例えばガソリンバーナーだと、選択肢は、同じコールマンのフェザーストーブ(ピークワンストーブの後継機種)、Optimus 、プリムス、SOTO のMUKAストーブあたりでしょう
特にSOTOのMUKAストーブはガソリンストーブとしてはかなり秀逸で人気が高いようです
MUKAストーブについて参考になりそうな記事はCAMP HACKのこの記事です ⇒ 革新的ギアMUKAストーブ!初心者におすすめしたい5つの理由
またガソリンストーブ全般についてはmybestのこの記事が参考になると思います ⇒ ガソリンストーブのおすすめ人気ランキング10選
信頼性、アフターケア、メンテナンス
一方燃料にこだわりがないなら、候補はかなり広がります
でもこれから長い間使い続けようとしたら、やはり信頼性が高く、メンテナンスやアフターケアがきちんとしているものを選びたいですね
アフターケアやメンテナンスのことを考えると、バーナーで有名なブランドを選んでおけば間違いと思います
有名どころと言えば、Primus、SOTO、MSR、Optimus、コールマンあたりでしょう
シングルバーナーについては、正直なところ我が家ではコールマンしか使ったことがないので、有名ブランドの有名製品なら名前や見た目は知っているものの、実体験からのオススメができません
なので今回はシングルバーナー選びの参考になりそうな記事を二つ紹介します
一つ目はYAMA HACKの記事、シングルバーナー徹底攻略!選び方ポイントとタイプ別おすすめモデル
二つ目はmybestの記事、シングルバーナーの最強おすすめ人気ランキング10選です
いずれも先に挙げた有名メーカーのシングルバーナーについてとても詳しく解説されているのでかなり参考になります
ルックス
最後に、こだわりギアとして使いこなすためには見た目も重要ということで、ルックス視点で二つほど選んでみました
一つ目がオプティマス(Optimus)の超定番 123Rです
photo by Rakuten
実は30年前にピークワンを買ったとき、これと迷いました
オールドコールマンのファンがたくさんいるように、オプティマスにも根強いファンがたくさんいて、特にこのレトロな見た目が人気の秘密のようです
オプティマスについて、詳しくはこちらの記事が参考になります ⇒ オプティマスのストーブは一生モノの相棒!人気の秘密と使い方解説
二つ目がジェットボイルです
おしゃれバーナーとはちょっと路線が違いますが、機能美とも言える一体構造は、ちょっと気になるルックスではあると思います
photo by Jetboil
ジェトボイルについては過去に紹介記事を書いていますので参考にして下さい
いろいろ試してみよう
長年使える相棒に巡り会うのはなかなか難しいですが、できればいろいろ実際に使って試してみたいものです
テントなどの大物と違って、1万円前後のものが多いので、気になるモノがあったら買って使ってみるのが一番
使ってみて自分のスタイルに合わないようなら、買い取りサービスやメルカリで売って、また次のチャレンジをしてみましょう
まとめ
今回は、サブとしてのシングルバーナーの使い道について我が家の事例を交えながら考えてみました
絶対必要じゃないけど、あると便利、あると楽しい、と言ったシチュエーションがいくつかあることを紹介しました
初心者のキャンパーさんには、少し慣れてきて、メインのバーナーが使いこなせるようになったら、ぜひサブバーナーの導入を検討してみて欲しいです
すでに経験豊富なキャンパーさんには、いわゆる「キャンプギアの底なし沼」に一緒にはまって楽しみましょう!という提案です
我が家がそうなのですが、試してみて、使ってみて、成功したり失敗したりして、徐々に自分に合ったキャンプギアが絞られてくる感じがします
そうやって残ったモノは、自分のスタイルに合った、愛着のわく長く使いたいギア
そんなこだわりギアに巡り会うこともキャンプの楽しみ方の一つですね