車に効率よくキャンプ道具が積めなくて悩んでいませんか?
先輩キャンパーさんのように効率よくきれいにパッキングしたいけどなかなか難しい・・・
我が家では、そんな悩みを一発で解決する車載棚をDIYして活用しています
ミニバンやSUVのようにラゲッジスペースの高さがあるなら、仕切り板や棚を使って上下に空間を分けると劇的に積載がしやすく、使い勝手が良くなります
そんな我が家の車載棚ですが、最初に作ったプロトタイプにいくつか課題が見えてきたので、改良することにしました
悩みというのは次の2つ
- 車に対する固定があまくてガタガタする
- サイドのポケットが使いこなせていない
同じような車載棚のDIYを考えているなら共通の悩みだと思います
ミニバンやSUVのキャンパーさんは必見です
ちょっとした棚を作り込むだけで、キャンプ道具の積載がスッキリ&おしゃれに決まります
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コンセプト
先に述べた悩みを解決するため、今回の車載棚の改良では次の2つをコンセプトとしました
- 車に対する固定方法を見直す
- サイドのポケットを使いやすく
過去記事でも紹介している最初に作ったプロトタイプは、正直、車に対する固定がうまくできていませんでした
特別な固定をしなくても、幅方向はギリギリだし、後部座席とリアドアで挟んでしまえば前後にも動きにくくなっているのでなんとなく使えていました
ただ、やはり使っているうちに少しずつずれてきて、振動で天板が落ちるなどの不具合が出てきてしまいました
やはりしっかりした固定は必要です
また天板を渡している左右の部分には、ポケットのようなスペースがあって何かを入れておくことはできます
ただ、タイヤハウスがむき出しになっていて形がいびつなので有効活用できていませんでした
このスペースは大きなものは入りませんが、
- 常に車に積んでおく車グッズ(工具など)
- キャンプギアのメンテ部品や消耗品
と言ったものの収納に便利です
特にキャンプギアのメンテ部品や消耗品は、車に積んでおけばキャンプの準備も楽だし忘れ物も減らせます
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製作過程
それでは製作過程を説明します
車に対する固定
まずコンセプトの一つ目は車への固定です
これはいろいろ悩んだのですが、タイヤハウスを囲むボックスを製作し、サードシートの固定ボルトを使って固定する方法にしました
我が家のランクルは7人乗りでサードシートがあるのですが、普段はそれを取り外しています
そのサードシートを固定するボルトがタイヤハウス付近についているので、それを有効活用しました
左右のタイヤハウスを隠すようにこのようなボックス形状の土台を作りました
この土台がサードシートのボルトに固定されているので、他のパーツをこの土台に固定することで車に対しても固定されることになります
天板の載せ方
土台として作ったボックスはちょうどタイヤハウスを囲う程度の大きさしかないため、そのあと、天板を載せる高さにかさ上げする側板を作ります
実はここに天板を渡せばほぼ完成なのですが、それがまさに天板がずれる問題のあった以前のプロトタイプ方式そのものです
よって今回は、天板が少しずれても落下しないように受け面を広く取るように作りました
次の写真のように、さらに一枚板を載せ、内側に張り出す形にして、天板が乗る受け面スペースを作っています
最後に天板を載せるとこんな感じになります(完成形)
ちなみにこの天板は、キャンプサイトではメインテーブルに変わります
メインテーブルの製作は次の過去記事を参考にして下さい
サイドのスペースの活用
もう一つのコンセプトはサイドスペースの活用です
以前作ったプロトタイプでは、以下の写真のように曲面のタイヤハウスがむき出しになっていて、収納としては使いにくいのが課題でした
ただし、今回はタイヤハウスのボルトに固定した土台を作ったので、結果としてタイヤハウスが隠れて、水平直角な面がある程度作れています
そこで、先に説明した天板を受けるための板の一部に取り出し口を作り、かつ、次のような使い分けにすることにしました
左側 キャンプ道具
左側のサイドスペースには主にキャンプギアを入れています
サイドスペースは、ちょうどタイヤハウスのリア側に仕切り板を設置しているので、奥と手前の2つのスペースがあります
奥のスペースはちょうどタイヤハウスの土台の上なので、形がほぼ直方体になっています(上の写真で言うと奥行き方向に長い形です)
そこにはツールキャリーバッグを入れて、ここに常に車に積んでおくギアを収納します
例えばシングルバーナーやコーヒーセット、ランタンのマントルや予備の乾電池、工具箱などです
またポータブルバッテリー(Suaoki S270)の定位置もココです
一方手前側のスペースは、縦長の空間になっているので収納には少し工夫が必要です
車の側面のカーブもあるので、ここにはシュラフやレインウェアなどソフトなものが適しています
最初はランタンを入れようと思ったのですが、我が家のコールマンのノーススターランタンは大きすぎて入りませんでした・・・
右側 車載工具など
右側のスペースには主に車載工具を入れておくことにしています
リアドアが右に開くタイプなので、右側の方がアクセスがしにくく、あまり取り出し頻度の高くないものを入れておくのに適しているからです
奥のスペースには左側と同じく細長いキャリーバッグを入れて、その中にブースターケーブルや、ちょっとした工具などが入っています
また手前側のスペースは、左側同様縦長なので、こちらもソフトなものをスタッフバッグに入れて詰め込んでいます
いまはウエスやビニールバケツ、ガラスコーティングなどのケミカルが入っています
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カラーリング
なお、これまでの写真はすでに塗装されている状態をお見せしていますが、塗装には定番のブライワックス(ジャコビアン)を使いました
アンティークっぽい質感が特徴で、塗りやすく、すぐに乾くので作業としては簡単でした
塗り方などについてはメインテーブルを塗装したときの記事を参考にして下さい
実は、最近我が家でDIYしたキャンプ道具は全部、このブライワックスのジャコビアンで塗装しています
ジャコビアン塗装品が少しずつ増えてきたので、徐々に統一感も出てきました
サイトの見た目をまとめるためにも、カラーリングを統一することを心がけると良いと思います
まとめ
以上、キャンプ道具を搭載していなくてもガタつかず、サイドポケットが有効に使える車載棚の改良レポートでした
実際にやってみて、天板をしっかり固定できるようになったこともさることながら、常時車載しておくものがしっかり収納できるようになったことがキャンプギアの整理と準備、車載スペース有効活用にとって効果絶大と感じました
この車載収納のおかげで、結果としてキャンプの前に準備するものが確実に減ってますし(すでに車の中にあるから)、自宅でのキャンプギアの収納と整理もうまくできるようになりました
具体的には、ざっくりシェルフコンテナ2個分は減ってるので、その分、他のものをシェルフコンテナに入れて整理することができています
さらに、使う頻度は少ないけどキャンプギアの収納ボックスには入っているものを、わざわざ車からサイトに持っていかなくて良くなったことも、やって良かったポイントの1つです
こんな良いことずくめの車載収納です
特にラゲージスペースの大きいミニバンやSUVをお持ちのキャンパーさんは、ぜひ参考にしてみて下さい