キャンプでコーヒーを楽しむスタイルはたくさんありますが、お気に入りギアやこだわりギアを使って、手間をかけて淹れる、手間をかけて淹れる過程を楽しむ、と言うスタイルが多いかなと思います
でも今回レビューするのはその真逆
お湯を沸かしてバッグを入れるだけ
ティーバッグスタイルの「YAMA COFFE BAG」です
トレッキングやハイキングと言ったいわゆる「山コーヒー」ならいざ知らず、キャンプサイトならもう少し手間をかけても良いのでは?と言う声が聞こえてきそうです
でもこの「YAMA COFFE BAG」、そんなこだわりキャンプコーヒーマニアを唸らせる実力の持ち主
そんなおいしいコーヒーがお手軽1分で淹れられるなら、かなり魅力的じゃないですか?
ちなみにこれ、ギフトとしても最適です
実は我が家では、父の日のプレゼントとしてちょっと多めに購入しました
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ONSAYAコーヒー
「YAMA COFFE BAG」は「ONSAYAコーヒー」と言う岡山に5店舗を展開するコーヒーショップの製品です
ONSAYA=「音茶屋」
ONSAYAこのとを知るにつれて、コーヒーや音楽を日々の暮らしの中で楽しもうと言うメッセージとしてじわじわ伝わってくる、そんなネーミングです
ここでちょっと、ONSAYAのページからストーリーを抜粋
珈琲が好きだ。
そして珈琲のある風景が好きだ。何かクリエイティブな事を考えるとき。何か話をしたい時。一人思いにふけるとき。
そこに珈琲が繋げてくれる風景がある。いい珈琲は音楽のように旅をさせてくれるものだ。ONSAYAはそんな”珈琲のある風景”を作り出したい。
そんな特別なものでもない。大事なのは”日常”。主役は生活。
そんなあなたの毎日にONSAYA COFFEEを。
このストーリーを読んだあと、岡山の5店舗の雰囲気を眺めてみて下さい
photo by ONSAYA(奉還町店)
photo by ONSAYA(問屋町店)
photo by ONSAYA(鹿田キャンパス店)
photo by ONSAYA(津山店)
photo by ONSAYA(表町店)
昭和の喫茶店の雰囲気のような店舗やら、東京で言うブルーボトルコーヒーのようなシンプルなデザインの店舗、スタバっぽい店舗、岡山大学のキャンパスで学生たちでにぎわう店舗、キッズルームも完備した地域の日常に溶け込んでいるような店舗などなど
まさに、
大事なのは”日常”
主役は生活。
の言葉の意味が伝わってくるように感じがしませんか?
僕は東京住まいなので気軽には行けませんが、キャンプで遠征できたら立ち寄ってみたいと思わせる、そんな魅力があるお店だなと思いました
もちろん僕同様「ちょっと岡山には行けないよ」と言う方には、コーヒー豆からグッズまで品揃えの充実したオンラインショップもあります
安心してレビューしていきましょう
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YAMA COFFE BAGとは
「YAMA COFFE BAG」はその名前の通り、ティーバッグならぬ「コーヒーバッグ」
カップに入れてお湯を注ぐだけでコーヒーが淹れられるスグレモノです
最初に「YAMA COFFEE BAG」のコンセプトを紹介します
ぜひONSAYAコーヒー店主 東さんのメッセージを読んでみてください
山珈琲 ストーリー
僕はアウトドア派ではなくインドア派です。(笑) 旅は少し怖いと思っているし、山登りなんて途中でリタイヤするだろうなくらいに思っています。でもその分正直憧れていたりもします。
最近アウトドアの世界も以前のようなプロフェッショナルとか本格的な感じから少しライトな感じに近づいてきているのでしょうか。テレビでそんなニュースを見て思いました。初心者でも以前より簡単にアウトドアが楽しめ、知識や技術があまりなくても設備が整っていて外気分を味わえる。きっと自然の厳しい部分は変わらないけれど、初心者が入りやすいように工夫されているのでしょう。「お、これならちょっとやってみたいな。」と、敷居が少し低くなり、少し気軽にその世界に足を踏み入れることができそうでした。
そんな僕のようなこれから始めるライトユーザーにも気軽に使ってもらえるもの、すなわち僕の専門分野であり、アウトドアでも必需品である”珈琲”を今よりもっと気軽に、そしておいしく提供できないかと思いました。
このコーヒーバッグは簡単です。お湯を注いで揺らすだけです。しかしその豆は世界中のトップクォリティーの香味であり、僕が直接現地に足を運んで買い付けた豆もあります。そして岡山で焙煎し、焙煎後すぐに工場でコーヒーバッグに詰め込みました。
この珈琲ならきっと初心者の人でも上手く淹れることができ、おいしい記憶を刻むことが出来るでしょう。そしてどんどん楽しい美味しい思い出と共にアウトドアが好きになってくれたら素晴らしいと思います。
本格的なコーヒーの楽しみ方ではないかも知れませんが、まずは気軽に!
これを機に僕もこの珈琲を持って山に登ってみたいと思います。
いかがでしょうか?
コーヒーをきっかけに「アウトドア」が好きになってほしいという東さんのメッセージ、僕はかなり腑に落ちました
自分自身が本格的にコーヒーを入れる派ではありますが、どんなスタイルでも楽しもうというのが本来のアウトドアの基本
「本格的じゃないけどまずは気軽に!」というスタイルだってアウトドアにマッチしないはずはありません
普段はとことんこだわっていても、時には気を抜いて違ったスタイルを楽しんでみようかな、そう思わせる深いメッセージです
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パッケージ内容
さて、いよいよ「YAMA COFFEE BAG」のパッケージの説明です
おしゃれなグリーンの三角屋根のパッケージを開けると、グァテマラ、コスタリカ、ブラジル、スマトラ、エチオピアの5種類のスペシャリティーコーヒーが入っています
どれもブレンドされていないシングルオリジン
スペシャリティコーヒーって大体全体の5%程度のほんの一握りって言われますが、さらにその中から厳選されたコーヒー豆を使っているこだわりようです
これらコーヒーバッグと一緒にそれぞれの豆の説明書きが入っています
それぞれのコーヒーの特徴が焙煎度(ロースト)、コク、酸味の3つの指標のレーダーチャートでわかりやすく解説されています
このパッケージを読みながらそれぞれのコーヒーを味わってみるのをぜひオススメしたい!
また、パッケージとしてはこれら3つの指標のバランスが良い5種類の豆の選択にはなっていますが、好みの決まっている方は、好きなタイプだけのパッケージがあっても良いかもと思いました
ONSAYAコーヒーさん、ぜひそういうパッケージもよろしくお願いします!
淹れ方・味わい
では淹れ方、味わいです
バッグはこんな感じ
ティーバッグよりは大きめなのでカップは少し大きめが良いです
まずカップにバッグを入れます
そのあとお湯を注ぎ、20〜30秒ぐらい蒸らします
追加でお湯を注ぎ、バッグを軽く揺らしてできあがりです
できあがりの見た目はフレンチブレスのようにコーヒー豆の油分やコーヒー粉が残った感じです
さて問題のテイストですが、これは個人の好みなので、今回は僕の独断で語ります(笑)
僕はなんと言っても深煎りイタリアンロースト派なので真っ先に「Sumatra」を試しました
自宅ではデロンギのエスプレッソメーカーで、おそらくこのスマトラと同じような深煎りタイプの豆を使っています
それと比べると、このSumatraは酸味が少なくてコクはありますが、かなりマイルドな口当たり
エスプレッソと比べているので少し物足りない感じがするのは当たり前ですが、たまにはこう言う口当たりも良いな、と思わせる納得の一杯でした
続いて試したのが、対極にある「Ethiopia」
何となく酸味が苦手で、普段はこう言うタイプのコーヒーはあまり飲まないのですが、このEthiopiaは実にマイルド
そういう意味では深煎りのSumatraと同じ、どちらも苦みや酸味といった豆の特徴が少し抑えられてマイルドな風味になっています
あと、見た目がフレンチプレスっぽいといいましたが、確かに、濃いめのドリップやエスプレッソに慣れた後にフレンチプレスを飲んだ時と同じ感覚かも
フレンチプレスといえば、淹れ方が安定していることが特徴の一つですから、それに似たコーヒーバッグも同じように失敗の少ない淹れ方になると思います
アウトドアでは便利ですね
まとめ
おいしいスペシャリティコーヒーが1分で淹れられる「YAMA COFFEE BAG」をレビューしました
手間暇かけてじっくり淹れるコーヒーとは違ったアウトドアコーヒースタイルの一つとして十二分に検討の余地ありの実力派です
最初はちょっと半信半疑でしたが、実際には飲んでみてわかりました
一杯約200円ですから単価はちょっとお高めですが、たまに行くキャンプのときぐらい贅沢してもいいかなと思わせる美味しさです
そして1分で淹れられるお手軽さもかなり魅力的
コーヒー好きな方へのおしゃれなギフトとしてもオススメしたい「YAMA COFFEE BAG」
ぜひ一度試してみてください
※2017年5月29日現在、残念ながらAmazonは在庫なしになってしまっています
ONSAYAコーヒーのYAMA COFFEE BAGのオンラインショップはこちらです
最後に、当ブログのおしゃれキャンプカフェ関連記事です
併せて参考にして下さいね