我が家はしばらくツールームシェルターを渡り歩いてきましたが、今年からカンガルースタイルへの変更を決定しました
理由は設営の手間を減らしたかったこと
簡単設営で気軽にキャンプにたくさん行きたいためです
検討の末、選んだツインポールシェルターはスノーピークのランドステーション Pro.Mです
ランステPro.Mに至った経緯、我が家の求めるツインポールシェルターの条件などなど、紹介していきたいと思います
ちなみに我が家のスペックは以下の通り
条件が似ているファミリーキャンパーさんには参考になるかもしれません
- パパ:やれといわれればやるけど、でっかいツールームの設営・撤収は腰に悪い・・・
- ママ:とにかく虫対策を万全にしたい デザインにこだわりあり
- 娘(小学生):お友達と遊びたい、キャンプ場でのナンパはまあまあ上手い
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ツインポールシェルターの検討候補
いきなりですが候補は次の通り
もちろん他にもツインポールシェルターはたくさんあって、例えばテンマクデザインとかニーモとかローカスギアとか
それらも検討はしましたが、比較的最後まで残ったのが以下の定番シェルター4つです
- スノーピーク ランドステーション L アイボリー
- 小川キャンパル ツインピルツフォークT/C
- MSR パビリオン
- スノーピーク ランドステーション Pro.M
スノーピーク ランドステーション L アイボリー
photo by snow peak
小川キャンパル ツインピルツフォーク T/C
photo by 小川キャンパル
MSR パビリオン
photo by モチヅキ
スノーピーク ランドステーション Pro. M
photo by snow peak
スペック比較
リストアップしたシェルターのスペックを比較します
名称 | メーカー | サイズ | 重さ | カラー | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ランドステーション L アイボリー | snow peak | 885 x 510 x 210 | 8.9kg | アイボリー | スカートなし |
ツインピルツフォーク T/C | 小川キャンパル | 630 x 355 x 210 | 8.4kg | オフホワイト | スカートあり、インナーテント、二股オプション |
パビリオン | MSR | 700 x 430 x 244 | 7.3kg | ホワイト | 入手はオークションなど |
ランドステーション Pro.M | snow peak | 740 x 460 x 210 | 11kg | グレーブラウン | スカートあり |
これら以外のシェルターも併せて以前にツインポールシェルターの記事を書きました
ツインポールシェルターって何?という方はまずはこちらの記事をご覧下さい
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我が家の求めるツインポールシェルターの条件
見た目
まず第一に重視したいのは、はっきり言って見た目です
見た目といえばもちろんMSRのパビリオン
大型ツインポールシェルターの代表格の一つで、おしゃれキャンパー御用達の有名どころ
名前は知らなくてもこの写真は見たことある方も多いのではないでしょうか
photo by モチヅキ
一度生産が終了したものの復活の声に押されて2016年に限定再販
でも発売前に予約販売で売り切れるほどの人気っぷりでした
今でもヤフオク経由で20〜30万円ぐらいで入手はできますが、さすがに高すぎる・・・
ということで今回は断念です
スカート(虫対策)
次に考えたのは、我が家で重要な虫対策について
ここをしっかりおさえておかないと、家族の同意を得るのが絶望的になります
ただ今回は少し事情が違いました
と言うのも、虫対策という意味では間違いなくツールームテントの方が有利なのですが、今年はなにか新しいスタイルに変更したいという希望もあって、ツインポールシェルターにすることは合意が得られたのです
ただ、後になって「やっぱりシェルターと地面とのすき間が気になる・・・」と言い出すのが目に見えているので、ここは思い切ってスカートありを選択することにしました
スカートがあればフルクローズすればいちおう虫は入ってきません
正直なところ、今のところ冬キャンプの予定はないのでさほど防寒は必要ないし、すっきり見えるスカートなしが良いかなとは思っていましたが、虫ブロックを優先しました
そうなるとランステMかツインピルツT/Cが有力です
サイズ
その次に考えたのはサイズです
設営の手間の視点ではサイズが多少変わってもほとんど変わらないと思います
でも大きすぎると区画サイトに入らないとか、小さすぎるとインナーテントが入らないとか、致命的な問題になってしまうため、サイズはトップレベルの重要項目になります
それぞれのキャンパーさんに自分なりの考え方があると思うのですが、今回我が家ではインナーテントのサイズから条件を絞り込んでいきました
家族3人でコット寝が我が家のスタイルなので、インナーテントは4人用のMSRエリクサー4を選びました
エリクサー4はカンガルースタイルのインナーテントとしては比較的大きな部類になると思います
今回の検討候補のうち、エリクサー4を入れてまだスペースに余裕があるシェルターは、スノーピークのランドステーション Lだけです
でも正直ギリギリのレベル
使っているうちにメインポールが気になってくることが予想されました
つまりメインポールの二股化は絶対必要と言うことになります
二股化と言うのはメインポールの一つを二股にしてボール下の有効面積を稼ぐやり方のことです
photo by Kaoru君とBeet君のキャンプ日記
二股化をしてしまうならスカートのあるランステPro.MやツインピルツTCぐらいのサイズでも十分にエリクサー4が入ります
当然ランステLを二股化すればエリクサー4は入れられますが、スカートがないので優先順位が下がります
幕体・カラー、そして決定!
ここまでの検討で、なんとなくランステPro.MかツインピルツT/Cに絞られてきましたが、両者はカラーリングが異なります
ランステはグレーブラウン、ツインピルツT/Cはオフホワイト
実は一番最初に検討していたのはランステLアイボリーだったのですが、その段階で
- 白は汚れそう(ママ曰く)
- 夏は暑い(口コミに書いてあった)
ということがわかっていました(気になっていました)
このカラーリングと先のサイズの件があって、ランステLアイボリーは完全脱落
また同じくホワイト系のカラーリングであるツインピルツT/Cも候補から外れることになります
ということで最終的にランステPro.Mが残りました
このランステPro.M、さすがPro.シリーズだけあって幕体の性能は良さそうです
幕体の性能を表す指標としてよく耐水圧が使われますが、1500mmぐらいあれば全く問題ないし、あまり気にしたことがありません
それより快適なサイト作りのためには、見た目と遮光性の方が大切だというのがこれまでの経験
実際、今年ぐらいから内部がが真っ黒なテントがはやりだしています
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スノーピークの幕体の場合、少し暗めのPro.ラインの方が渋くて我が家の好みには合っています
遮光性もこの通り
photo by snow peak
ということで、ちょっと独特な選び方だったかもしれませんが、今年から導入するツインポールシェルターはスノーピークのランドステーション Pro.Mに決定しました
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メインポールの二股化
二股パーツの入手
ランステPro.Mに決まりましたが、その中にエリクサー4を入れるためにはメインポールの二股化は必須です
そこでヤフオクでレッドポール用の二股パーツをゲットしました
言い忘れましたが、折角のPro幕を選んだので、ポールはカラーマッチングの良いレッドポールにします
さてこの二股ですが、ほぼほぼ製品といって言いレベルの仕上がりに見えます
赤いアルマイト処理の表面は、スノーピークのウィングポールレッドと違いがわからないレベルです
ちょっとお値段がお高めですが、必須パーツですし、この仕上がりなら惜しくないと思いました
二股ポールの固定方法
幕体を支える二股パーツには頂点からの荷重が真下に加わり、結果二股にしたポールを開くように力が作用します
よってポールの接地部分を地面に固定しないとポールがずれ、最悪ポールが曲がったり二股パーツが破壊される可能性があります
そこでポールを固定する方法を探しました
シェルター自体の信頼性を決める重要な部分のため、次の2つの方法を実際に試してみようと考えています
一つ目はナイロンテープ固定方式、二つ目はポール用のペグを使った固定方式です
ナイロンテープ方式はというのはこんな感じ
ウニパパさんのブログ青い空の下でNEW! の記事を参考にさせてい頂きました
photo by 青い空の下でNEW!
ということでナイロンベルトとハトメをゲット
設営の際に現物合わせで作る予定です
二つ目はパラソル用のポール固定ペグを使った方式
こちらもしっかりと固定できそうなので試してみます
ウイングポールの組合せ検討
次にシェルターの設営バリエーションからポールの組み合わせを考えて、必要なポールを購入しました
ランステをはじめ多くのツインポールシェルターにはポールが付属していません
でもポールは標準っぽいシルバーじゃなくてレッドポールにしたかったので、その点では良かったです
基本のポール
ツインポールシェルターはいろいろな設営バリエーションがあるので、あれやこれや試してみたい気持ちはありますが、まずはきっちりメインポールを立ち上げるのに必要なポールを見積もりました
この基本構成に必要なポールは次の通りです
- メインポール 210cm
- 二股用ポール 270cm × 2
次に、このときスノーピークのウィングポールレッドを何本買えば良いのかを計算してみました
というのも、ウィングポールレッドはばら売りがなく、240cm(60cm x 4本)と280cm(70cm x 4本)の2種類しかないからです
計算は単純ですが、以下のように間違えないようにやりました
- メインポール(210cm):▲+●+■
- 二股用ポール(1)(270cm):△+●+●+■
- 二股用ポール(2)(270cm):△+●+●+■
記号の意味は以下の通りです
▲:先端ポール、●:真ん中ポール、■:接地ポール
黒塗り:280cmセット(70cm/本)、白抜き:240cmセット(60cm/本)
この段階で■の数から黒抜きの280cmセットが3セット必要、△の数から240cmセットが2セット必要と言うことがわかります
残ったポール
そこでこれらを全て以下のように並べて整理し、残ったポールを抜き出してみました
残ったポールには※印をつけています
購入するポール
(1)280cm:▲+※●+●+■
(2)280cm:※▲+●+●+■
(3)280cm:※▲+●+●+■
(4)240cm:△+※○+※○+※□
(5)240cm:△+※○+※○+※□
残ったポール
(1)70cm/1本:※●、※▲、※▲
(2)60cm/1本:※○、※○、※○、※○、※□、※□
結構たくさんのポールが残りました
先端のポールは▲が2本なので、残りのポールからサブポールを2セットとれそうです
サブポールのバリエーション
ツインポールシェルターの醍醐味である設営バリエーションをいろいろ試すのにサブポールが活躍するので、これらの残ったポールでどんなサブポールがとれるかを検討してみます
結果、典型的なパターンとしては以下の3パターンになりました
パターン1
※▲+※□ 130cm × 2本
スノーピーク推奨のサブポール(140cm)にはちょっと足りませんが・・・
パターン2
※▲+※○+※□(190cm) × 2本
背の高さぐらいに跳ね上げる時に使えそうです
パターン3
※▲+※○+※○+※□(250cm) × 2本
大きく跳ね上げる時に使えそうです
もちろん組み合わせは自由なので上記に限った話ではありません
高さの異なるポールを取ってもOK
非対称な変則的な形はそれはそれで面白そうです
購入しました
他にも設営パターンはありますが(例えば250cmクラスのポールを4本使うようなパターン)、とりあえず今回はこの組み合わせで購入することにしました
購入したのは280cmを3セットと240cmを2セットです
この写真は280cmウィングポールレッド
この調子でポールが増えていくと、いったいどこまで行くのでしょうか・・・
ランステ Pro.Mの購入
方針が決まったのでもちろん本体であるランステPro.Mも購入しています
ポールケースが付属しているのですが、280cmのウィングポールを3セット入れるといっぱいになってしまいました
今後ポールが増えてきたら、これとは別にポールケースが必要になりそうです
まとめ
以上、我が家が今年から導入するツインポールシェルターにスノーピークのランドステーション Pro.Mを選んだ理由を紹介しました
ちょっと独自感の強い選び方だったかもしれませんが、虫嫌いな女子チームのいる3〜4人家族のファミリーキャンパーさんには共通項が多いかもしれません
参考にしていただけると嬉しいです
実は2018年の新製品で、スノーピーク60周年記念のランドステーションLのProラインが6月に発売されます
ランステLのサイズでPro幕が欲しい場合にはもってこいの製品です
我が家でも一応検討はしましたが、スカートありを優先してPro.Mに決定しました