キャンプ料理を美味しく頂くには食器の存在は重要です
キャンプ用の食器にはいろいろな種類がありますが、材質別の特徴を知って自分に合ったものを選ぶことで、料理が美味しくなるだけでなく、見た目もおしゃれで気分も上々
きっとキャンプが盛り上がります
今回はキャンプ食器の材質に注目して特徴をまとめてみました
まとめてみて分かったことは、
- アウトドアに適した素材の食器を使うことが大切
- その上で自分のスタイルに合ったものを選ぶ
ということ
ぜひあなたも、これを機にキャンプ食器の材質について考えてみてください
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コンテンツ
材質別の特徴まとめ
まずは材質別のキャンプ食器の特徴をまとめてみます
これらの特徴を覚えておくと、キャンプ食器選びの参考になります
プラスチック
プラスチックの特徴は何よりも軽くて安いこと
人数の多いファミリーキャンパーにとっては魅力的な素材です
でも熱に弱いので焚き火やバーナーのそばにうっかり置くと溶けてしまうことも
普段の食卓ならあり得ないことでも、慣れていないキャンプだとつい油断してしまう可能性はあります
また油落ちが悪いので食器洗いの手間がかかることにも気をつける必要があります
キャンプ場で洗剤をたくさん使って洗うのはちょっとエコじゃないですよね・・・
![gr80-01.jpg Gr80 01](https://campingstyle-design.com/wp-content/uploads/2017/12/gr80-01.jpg)
photo by 楽天
メラミン
プラスチックよりは熱に強く、適度に重く風に飛ばされにくいため、アウトドアで使う食器として普及しています
プラスチックとの違いは、熱が加わるとプラスチックは溶けるのに対して、メラミンは熱を加えると固まる性質を持っていること
もちろん直火にさらせば溶けてしまいますが、プラスチックよりは熱に強いので安心感があります
一方、油落ちが悪いのはプラスチックと同じ
ただしアウトドア用のメラミン食器は、きちんと表面処理されているものもあります
![gr80-07.jpg Gr80 07](https://campingstyle-design.com/wp-content/uploads/2017/12/gr80-07.jpg)
photo by Amazon
アルミ
油落ちや汚れ落ちを考えるとプラスチックより金属がベターです
金属の中でも軽くて安価なのがアルミ
ただ食器としては後述するステンレスなどの方が人気が高く、アルミの食器はあまり見かけません
良く見かけるのは下の写真のような軽量ソロクッカーです
![gr80-02.jpg Gr80 02](https://campingstyle-design.com/wp-content/uploads/2017/12/gr80-02.jpg)
photo by Naturam
ステンレス
金属製食器の中で一番人気があるのがステンレスです
軽くて丈夫、薄く作れるのでスタッキング性に優れていて見た目もきれい
また汚れ落ち、油落ちも良く、全てにおいて機能的にはプラスチック製よりは優れています
ただしその分、価格が高いのがデメリットといえるでしょう
![gr80-04.jpg Gr80 04](https://campingstyle-design.com/wp-content/uploads/2017/12/gr80-04.jpg)
photo by snowpeak
チタン
ステンレスの次にキャンプ食器向けの素材として人気があるのがチタンです
チタンの特徴はなんと言っても熱伝導率が低いこと
出来たてほやほやの料理をよそっても熱くて持てないと言うことが少なく、料理が冷めにくいので温かくい美味しく頂けます
さらに、ステンレス同様軽くて丈夫なので薄く見た目がきれいな食器に仕上がります
もちろん汚れ落ちも合格レベル
ただし、これもステンレス同様に価格は高め
人数分を揃えようとするとそれなりの出費になってしまいます
![gr80-03.jpg Gr80 03](https://campingstyle-design.com/wp-content/uploads/2017/12/gr80-03.jpg)
photo by Amazon
ウッド
質感や見た目がアウトドアに適しているのでキャンパーの間で人気が高いのがウッド素材です
特に軽くて丈夫なアカシア食器は有名
例えばこんな記事で以前紹介したことがあります(記事内のアカシア食器)
ただし、薄くて軽い金属製食器と比べると、スタッキング性が悪くかさばってしまうのが難点
またモノよっては洗剤が使えないなど、お手入れに気を配る必要があります
キャンプで使った後にしばらく放っておくと傷んでしまうことも・・・
ただ、その手間をかけても惜しくない見た目の良さはウッドの最大の特徴ですね
![gr80-05.jpg Gr80 05](https://campingstyle-design.com/wp-content/uploads/2017/12/gr80-05.jpg)
photo by Imgrum
ホーロー
ホーローとは、金属容器にガラス質のコーティングをしたものです
ウッド同様、見た目や質感がおしゃれでアウトドア食器としては非常に人気が高いです
おしゃれキャンパーさんたちのInstagramによく登場しますね
そんなホーローですが、取り扱いが乱暴だと、ぶつけて表面のコーティングがかけてしまう場合があります
子供さんたちの多いファミリーだと少し心配
また熱伝導が良いので、熱いモノを淹れた直後はヤケドに注意
その意味でも、子供さんとのキャンプにはあまり向いてないかもしれません
![gr80-06.jpg Gr80 06](https://campingstyle-design.com/wp-content/uploads/2017/12/gr80-06.jpg)
photo by 楽天
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ロースタイルおしゃれキャンプで使うおすすめ食器
以上の材質別の特徴を踏まえた上で、おしゃれキャンプの代名詞であるロースタイルのサイトで使う食器について考察してみました
ロースタイルでは食器は手に持って使います
まずおしゃれな感じを追求する意味で、見た目や質感の視点で選んでいくと、
- 金属
- 木製
- ホーロー
の3つのうちのどれかが候補になるでしょう
プラスチックやメラミン樹脂は安くてお手軽ですが、ちょっと見た目はイマイチ・・・
次にここから絞り込んでいくと、ロースタイルおしゃれキャンプにマッチするのはチタンだと思います
理由は3つ
- ロースタイルなので食器を手で持つため、熱が伝わりにくいものが良い
- 汚れ落ちが良くお手入れがしやすいものが良い
- 軽量で丈夫なものが良い
まず一番目ですが、ロースタイルキャンプをやったことがない方は、日本伝統のちゃぶ台を想像してください
ちゃぶ台のようなローテーブルを囲んでの食事の場合、食器はならず手に持つことになります
その時、熱くて持てない食器だと致命的だと思うんです
こう考えていくと、見た目はむっちゃカッコいいんですが、熱の伝わりやすいホーローが候補から外れます・・・
そしてウッドか金属なら熱伝導率の低いチタンが候補に残ります
アウトドアでの使い勝手は食器選びで重要なポイント
次にキャンプ(アウトドア)での使い勝手を考えます
自宅とは違って何かと不便なのがキャンプ(アウトドア)の特徴(醍醐味でもあります)
そんなシチュエーションで最も重視したいのは、やはり汚れ落ちや丈夫さだと思うんです
汚れを落とすのに洗剤を使いまくっていてはアウトドアライフ、キャンプライフの基本に反するような気がするし、そもそも面倒ですよね
また自宅とは勝手の違うキャンプだと、ある程度取り扱いが雑になってしまうことも多々あるので、やはり丈夫なものが一番安心です
そうなると、熱伝導率が低くて、丈夫で汚れ落ちの良い金属で、でも軽くてスタッキング性の良いもの、つまりチタンがベストという結論に至ります
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我が家のキャンプ用食器ご紹介
ロースタイルにマッチするキャンプ食器はチタンと言う結論に至ったのですが、実は我が家の食器はステンレスなんです
スノーピークのテーブルウェアーセット L ファミリーです
![gr80-14.jpg Gr80 14](https://campingstyle-design.com/wp-content/uploads/2017/12/gr80-14.jpg)
photo by snowpeak
![gr80-15.jpg Gr80 15](https://campingstyle-design.com/wp-content/uploads/2017/12/gr80-15.jpg)
photo by snowpeak
実はこれ、失敗だったかなと思ってます
理由は簡単
熱くて持てないんです・・・
見た目はかなりイケてるのですが、熱いものを入れるとほんと熱くて持てません
言い訳すると、この食器を買ったときはハイスタイルでサイトを作っていたのです
なので全く問題ありませんでした
ハイスタイルなら食器を手で持たないからです
でもその後ロースタイルに変更したので、熱くてもてない不具合が顕在化してしまいました
これはかなり致命的
なので買い換えを考えています
先に説明したロースタイルの食器選びの背景には、じつは我が家のこんな失敗談があるんです
皆さんも同じ失敗をしないように気をつけてくださいね
でもこのスノーピークの食器、見た目がきれいで食卓が華やかになりますよ!
次の狙いはスノーピークのノキシリーズ
と言うことで、我が家ではキャンプ食器の買い換えを考えています
正確にはスノーピークのテーブルウェアーセットLファミリーも、ハイスタイルでやるベランピングには仕えるので、ロースタイル用の食器の買い増しです
で、現在の最有力候補がスノーピークのノキシリーズ
ノキと言うのは「野器」のこと
スノーピークらしいネーミングで野で使う器ってことですね
![gr80-08.jpg Gr80 08](https://campingstyle-design.com/wp-content/uploads/2017/12/gr80-08.jpg)
photo by snowpeak
実はこれ磁器なんです
強化磁器と言って通常の磁器よりは割れや欠けに強くなっているそうです
強化磁器というのはアルミナなどを混ぜて割れにくくした磁器のことで、業界で作っている自主ガイドラインをクリアした強度を持つものを強化磁器と呼んでいるようです
強化磁器についてはココに詳しい解説が載っていました
いくら説明されても磁器と聞くとやはりちょっと心配ではあります・・・
ただ、とてもシンプルなデザインで、汚れ落ちも良く、スタッキングのことも考えられていて、キャンプでテーブルに並べるときれいに見えるんじゃないかなと想像してます
![gr80-09.jpg Gr80 09](https://campingstyle-design.com/wp-content/uploads/2017/12/gr80-09.jpg)
photo by snowpeak
例えば汚れ落ち
表面処理がされていて油汚れがスッキリ落ちます
![gr80-13.jpg Gr80 13](https://campingstyle-design.com/wp-content/uploads/2017/12/gr80-13.jpg)
photo by snowpeak
もう一つは食器の底
![gr80-11.jpg Gr80 11](https://campingstyle-design.com/wp-content/uploads/2017/12/gr80-11.jpg)
photo by snowpeak
そこが平らで使いやすいのと、適度な高台があって持ちやすそう
またこの写真ではわかりにくいのですが、同じ食器を重ねても上の食器の底(上の図の高台)と下の食器の表面が接触しないように設計されています
アウトドアで使う場合食器の底の部分は汚れていることが多いので、こういった細かい気配りは嬉しいですね
![gr80-12.jpg Gr80 12](https://campingstyle-design.com/wp-content/uploads/2017/12/gr80-12.jpg)
photo by snowpeak
そんなスノーピークのノキシリーズですが、ラインアップが豊富にありその一つにプレートがあります
キャンプでは特に朝食などでワンプレート料理が便利、必需品です
何が便利って、食器洗いが少なくなるから!
ということで、まずはプレートから試してみようかな、と思ってます
まとめ
キャンプで使う食器について材質別に特徴をまとめてみました
まとめてみて分かったことは、
- アウトドアに適した素材の食器を使うことが大切
- その上で自分のスタイルに合ったものを選ぶ
ということです
そして我が家の失敗談を元にロースタイルのおしゃれキャンプにマッチした食器素材はチタンという結論に至りました
もちろん個人の趣味みたいなものなので、人それぞれの考え方はあります
結論がウッドの人もホーローの人もいるでしょう
ただ自分のスタイルに合った食器の素材を選択することは結構重要なんじゃないかと思います
自分のキャンプスタイルに合った使い勝手の良いものを選ぶという点でも重要ですし、自分なりに考えてこだわって決めたギアは、気に入って長く使えますし、使っていて満足感が高いからです
皆さんも、お気に入りのギアに囲まれたハッピーキャンプライフを一緒に目指しましょう!
eyecatch photo by snowpeak