「スウェディッシュトーチ(Swedish Fire Torch)」ってご存じですか?
写真のように丸太に切れ込みを入れて火をつけるもので、フィンランドで古くから使われている「かがり火」です。
名前は「スウェディッシュトーチ」なんですが、元はフィンランド
スウェーデンでも使われているそうですが、フィンランドほどは流行っていないそうです(^_^;)
ちなみにスウェーデンは切り込みが2つ、フィンランドは切り込みが4つにするのが流儀です
このスウェディッシュトーチ、ストーブ筐体、五徳、薪がセットになった優れもの
自らが薪となって燃える様子は「セルフフィーディング・ファイヤー」とも呼ばれています
ちなみにセルフフィーディングファイヤーはこんなものもあります
これ考えた人、賢いですね〜
photo by thegoodsurvivalist.com
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スウェディッシュトーチの仕組み
それではいくつか画像を見ながらスウェディッシュトーチのしくみを紐解いていきます
まずこの写真にあるように、切れ込みを入れた丸太を立て、切れ込みに燃えやすい新聞紙や小枝を挟んで着火します(この例だとおがくずを乗せています)
photo by mother nature network
一度着火すると切れ込みの隙間から空気が入ってくるので、火柱が立つほど良く燃えます
photo by mother nature network
ただ火力や燃焼時間の調節は難しいみたいです
ある程度は切れ込みの深さと丸太の太さで調節可能(切れ込みが深いと火力が強いが早く燃えてしまう)ですが、何度か試して身につけるしかないとのこと
もちろん、そうやって試行錯誤やってみることも楽しさの一部ではありますね
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作り方
いよいよ作り方です
ご覧になってわかるとおり、スウェディッシュトーチを作るのはそんなには難しくはありません
程良いサイズの丸太に切れ込みを入れるだけです
でも実はノコギリの刃では切れ込みが薄くて上手く着火しません
着火材となるおがくずなども入らないし、空気も入ってこないためです
最低8ミリのチェーンソーで幅10ミリぐらいの切れ込みを入れないとダメ
もしくはノコギリで幅10ミリの切れ込みを気合で入れるか・・・
そうなるとちょっと敷居が高くなってしまいますよね
でも気軽に試すなら・・・
実は買えます!
もう一つの方法は、丸太を寄せ集めるやりかた
これは単純で、少し細めの丸太を3本〜4本並べるだけ
丸太同士の隙間が、切れ込みに相当します
これなら丸太の位置をずらせば隙間を調節することになるので火力や燃焼時間のコントロールがやりやすいかもしれません
でも丸太が倒れないように工夫が必要そうですね
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便利グッズ
そんな心配のあなたには、こんな便利グッズもあります
「MITI-001 STOVETOP」と呼ばれる製品で、五徳や丸太を固定するホルダーとして機能するだけではなく、熱をフライパンなどに効率良く伝える役割もあります
photo by jebiga
まとめ
いかがでしたか?スウェディッシュトーチ
直火オーケーの場所でないと無理ですが、なんだかワイルドで楽しそうですよね
仲間が集まった時にこれをやると尊敬の眼差しを一身に受けるかも
ぜひぜひ試してみてください。
その前に念入りに練習が必要ですね(笑)
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