キャンプ道具が増えてくると必ず直面するのが車載問題
我が家でも長い間問題になっていましたが、ルーフボックスの導入で何とか落ち着きました
ところが、これでしばらくは問題ないと思った矢先に、なんと車にトラブル・・・
修理代が高くつきそうだったので、思い切って以前から狙っていたランクルに乗り換えました
そうなると、ルーフボックスはそのまま使うとして、ラゲッジスペースへのキャンプ道具の積み込み方が少し変わってきます
そこで、これを機に、ラゲッジスペースに荷台(棚)をDIYしてみました
荷台があると、縦方向に荷物が積みやすくなるし、積む順番に自由度が生まれるし、仕切り板はテーブルに流用できるし、将来はフルフラットのベッドにも拡張できるし、一石四鳥
なんだか良いことばっかりです
今回紹介する荷台の寸法は我が家のランクルに合わせていますが、基本構造はステーションワゴンでもミニバンでも同じなので、良かったら参考にして下さい
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コンテンツ
新たなキャンプ道具車載の問題点
縦方向に有効活用
以前はVOLVOのステーションワゴンに乗っていて、ラゲッジスペースには、クーラーボックスやシェルフコンテナの上に板を敷いて、残る荷物をその上に重ねていました
VOLVOの場合はそれでいっぱいになってしまうのですが、ランクルの場合、同じような積み方をするとその上に、さらに一段分のスペースがあります
スペースがあるのは嬉しいことですが、有効活用しないと意味がありません
車を乗り換えたことで、新たに「縦方向にどのようにスペースを有効活用するか」と言う問題が出てきました
ちなみにこの問題は、ミニバンに乗っているキャンパーさんも同じように抱えていると思います
むしろランクルよりミニバンの方がラゲッジスペースの高さは高いので切実ではないでしょうか
車載の順番
縦方向に荷物を積んでいく場合、必然的に問題になるのが積んでいく順番です
キャンプ道具の車載のセオリーとして、設営の逆順に積んでいく、つまりキャンプ場について最初に設営するものを手前に載せると言うものがあります
我が家の場合、最初に設営するタープやテントはルーフボックスに積んであるので、ラゲッジスペースには、途中で買った食材が入れられるようにクーラーボックスとフードコンテナは引き出しやすいように位置を工夫して載せています
例えばこの写真のように、クーラーボックス上の仕切り板が跳ね上がるようになっていて、中身にアクセスしやすくなっているとか
でも縦にさらに一段積むとなると、クーラーボックスの上に載せる荷物が増えてしまうので、それを全て取り出さないとフタが開けられません
折角ラゲッジスペースが広がったのに、使い勝手が悪くなっては本末転倒です
また撤収を考えたとき、せっかく家族で分担して撤収作業をしても、積む順番が決まっていると、パッキングしたけど車にまだ載せられないと言ったロスが生じてしまいます
車載する順番に合わせてパッキングできれば良いのですが、例えば雨が降りそうで急いでいる時とか、実際にはそううまくいかないものです
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自作の荷台で一気に解決
そこで今回のランクルにへの乗り換えのタイミングで、ラゲッジスペースに荷台(棚)をDYIすることにした、と言うわけです
どんなものかは百聞は一見にしかず、この写真をご覧下さい
天板の乗った棚のようなものです
まだカラーリングや細かい造作は終わっていませんが、形としてはこれがほぼ完成形
実際にキャンプギアを少し載せてみるとこんな感じになります
これであれば狙い通り、他の荷物の載せ方に関係なくクーラーボックスは自由に引き出せます
ちなみに荷台の天板より上のスペースは、以前のVOLVOより若干小ぶりですがほぼ同じサイズ
つまりVOLVOで培ってきたパッキング手順を生かせば、きれいに積み込みができることはわかっています
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自作荷台のコンセプト
このようなラゲッジスペースの荷台を作るにあたって、次のような仕様を考えて作りました
- 天板の高さはクーラーボックスが入る高さ
- タイヤハウスを囲む形として小物も入れられるようにする
- 天板はキャンプテーブルとして流用する
- 今後、車中泊のベッドとしても使えるようにする
以下に一つずつ詳しく説明していきます
天板の高さ
これはクーラーボックスが自由に引き出せる高さでないと意味がないので、我が家のコールマンのスチールベルトクーラーの高さ41センチに対して43センチとしました
一応、今後の可能性として、スノーピークとかイエティのサイズもチェックして43センチと決めています
- スノーピーク ハードロッククーラー 40QT 高さ39.1cm
- YETI タンドラ45qt 高さ39.4cm
また、クーラーボックスだけじゃなくて無印やトラスコの収納ボックスの高さも確認しました。
- 無印良品 ポリプロピレン頑丈収納ボックス・大 高さ37cm
- トラスコ トランクカーゴ 50L 高さ37cm
43センチならO.Kです。
タイヤハウスの囲み
DYI の諸先輩方の事例をネットで見させて貰うと、イレクターパイプを使ってフレームを組み、その上には天板を乗せているパターンが結構あります
でも天板だけだとちょっともったいないので、タイヤハウスを囲む部分を作って小物が収納できるようにしました
このスペースなら、細かいキャンプ道具や、車関係のツール(ジャンプスターターや工具など)などを収納することができます。形がいびつなので、シュラフやラグなどの柔らかいものを押し込んでおくのにピッタリだと思っています
もちろん普段はフタを閉じておきます
2019年4月2日追記
実は後日、このタイヤハウス周りのスペースが有効活用できていないこともあり、車載棚は改造しました
改造の経緯は以下の記事にまとめてあります
天板をキャンプテーブルに
今回の荷台DIYのもう一つの大きな目的は天板をキャンプテーブルと共用することです
これまで我が家のキャンプサイトでは、コールマンのロールテーブルや自作の囲炉裏テーブルなどを使ってきましたが、正直、車載スペースを取るのが気になっていたし、設置や撤収をもっと簡単にしたいと感じていました
そんな中、荷台をDIYしようと考えて調べていくと、上下のスペースを分離する天板として、450mm x 900mmの板が2枚必要だとわかりました
450mm x 900mmなら、少し小さめだけど家族3人のファミリーキャンプにはピッタリのサイズ
これはもうテーブルに使うしかありません
具体的なテーブル化の方法は、以前の記事で紹介したこともある「フロイドレッグ」方式
これなら脚を積んでおくだけでよいのでスペースを取らないし、設置や撤収も簡単です
と言うことで、現在は自分の過去記事で勉強しながらテーブル脚の品定めをしています
テーブル脚が決まるまで、これも以前紹介したことがあるシェルコン+天板のテーブルとして使うことにしました
この方式なら今のところ追加投資ナシ!
かつテーブル下も収納として有効に使えるので一石二鳥です
2019年4月2日追記
実はその後、フロイドレッグ方式のテーブル脚をゲットしてキャンプとインテリアで共用することにしました
その経緯は次の記事をご覧下さい
車中泊用ベッド
ラゲッジスペースに荷台を作るなら車中泊ベッドにしてしまおうというのは是非やってみたいと思っています
将来的には車中泊用のフルフラットのベッドを作り込んでみようかと考えています
やり方は、セカンドシートを前に倒して、そこに天板を追加する方式
キャンピングカーのビルダーさんが良くやる定番のベッドです
例えばランクルの場合、FlexdreamのFD-Camp ランクルベッドキット が有名です
この方式なら、だいたい180cm x 140cmのベッドが作れます
つまりセミダブルベッドが車の中にできてしまう、と言うわけです
でも実は、フルフラットのベッドにするのは今の基本設計だと実現は難しいです
なぜなら、セカンドシートを倒したときの高さはだいたい35センチぐらいなので、倒したセカンドシートの上に追加の天板を載せるだけで比較的簡単になんちゃってフルフラットが完成してしまいます
でも今回はクーラーボックスの高さに合わせることを優先したので、フルフラットにする場合は倒したセカンドシートの部分をどうにかしてかさ上げしなければなりません
しかもそれは簡単に組み立てて設置でき、ばらした時にはスペースを取らないように収納できる必要があります
そこそこ難易度が高そうです・・・
と言うことで、取りあえず今は荷台までとしました
今後、ファミリーのキャンプスタイルが変わってきたらフルフラットベッドへの拡張をやってみたいと思います
まとめ
以上、我が家で新規導入したキャンプ道具車載の切り札、ラゲッジスペースに設置するDIY荷台の紹介でした
冒頭にも言いましたが、寸法はそれぞれの車に合わせるとして、基本的な考え方は、一般的なステーションワゴンやSUV、ミニバンにも当てはめられると思います
車載がなかなか上手く行かないとお悩みなら、ぜひ検討してみて下さい
これがあると、ただ上手く積み込めると言うだけでなく、設営や撤収も早くなるはずです
さらにテーブルやベッドに流用すれば、荷物も減らせるしキャンプスタイルの自由度もアップするかもしれません
ちなみに、構造が簡単な分、想像するより作るのは簡単です
DIYに慣れていない方でも、キャンプ道具の積載に困っているなら、チャレンジをオススメします!
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