キャンプギアの運搬にはかかせないキャリーワゴン(キャリーカート)ですが、ただものを運ぶだけに使うのはもったいない
と言うことで、ワゴンがテーブルやラックとしても使えるようになる天板の自作が流行っています
我が家でもやってみたのですが、
実際にキャンプで使ってみた結果、残念ながらボツになりました・・・
キャリーワゴンはスゴく便利で、キャンプサイトの条件によってはなくてはならない必需品、と言うことは変わらないのですが、我が家ではわざわざテーブルにしなくても良いのでは?という意見が大半でした
むしろテーブルではない別の使い方がピッタリくることがわかったので、シェアしたいと思います
ちなみに我が家で使っているキャリーワゴンは、ド定番!
コールマンのアウトドアワゴンです
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キャリーワゴンの天板自作
まずは我が家のキャリーワゴン向けに作成した天板から紹介します
コンセプト
作るに当たり、コンセプトを決めました
決めたのは、
- テーブルやラックにもなること
- 中にものを入れるときに天板が開くこと
- 車載の時の邪魔にならないこと
の3点
特にサイズ的にそんなに小さいものではないので、3番目の車載についてはかなり気を遣って工夫しました
コンセプトが決まった後にラフな設計をしました
結局、
- 天板は平板タイプ(ロールトップはちょっと敷居が高い)
- 蝶番をつけて一部が跳ね上げられるようにする
- 車載したときに天板を跳ね上げるとクーラーボックスのフタが開けられるようになる
と言う構成にすることにしました
3番目の車載については以下の写真をご覧下さい(他の写真と色が違うのはオイルステインでペイントしているためです)
こんな感じで天板の一部を跳ね上げてクーラーボックスへのアクセスを確保するとともに、それ以外の部分はシェルフコンテナとその上の荷物との仕切り板になっています
我ながら、かなり寸法ピッタリ、狙い通りにできました(自画自賛)
試作一号機
まず最初に試作一号機を説明します
実はこの一号機は失敗でした
ちょうどこの時期、囲炉裏テーブルも自作していて、構造が簡単なワゴンの天板に集中していなかったのが敗因
天板のみ(蝶番はあり)を作ったのですが、跳ね上げ式にしたせいで、天板が途中で折れてしまうことになりました
まぁちゃんと考えれば当たり前なので、単純なミスです・・・
恥ずかしくて写真はありません
ちょっと脱線しますが、囲炉裏テーブルの自作についてはこちらをご覧下さい
試作二号機
気を取り直して試作二号機を作りました
対策として、サイドに2本レールをつけました
ただし車載するときは邪魔なので、取り外しのできるレールです
結果、わりと良い感じの天板が出来上がりました
天板の一部を跳ね上げると中にアクセスできます
サイドにレールを設けています
レールはちょうど、ワゴンの骨組みにある半球状のポッチのようなものに載るようになっていて、天板が折れ曲がるのを防いでいます(ポッチに接する部分は彫り込んであるのですが、仕上がりが悪すぎてお見せできません・・・)
ちょうどバンドを通せるリングがあったので、本格的に固定するときはこのようにバンドを使うこともできます
もう少し時間をかけて造作すれば、天板の固定も上手くできたと思うのですが、とりあえずこんな感じでもしっかり固定できたので、よしとしました
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キャンプで試してみた
せっかく作ったので、実際にキャンプに持っていって試してみました
持っていったキャンプ場はオートキャンプ場なので、車からサイトまでの荷物の運搬の必要はありません
でもテーブルとして使えるのできっと大活躍だろうと期待して行ったのですが、結果は真逆
我が家ではキャリーワゴンの天板は必要なさそうとわかりました
理由その一は、単純にテーブルやラックが足りてるから
キャリーワゴンがテーブルになればスペースは増えるのですが、逆に物を置くところがありすぎてサイトの整理整頓に逆効果でした
加えてもう一つ大きな理由がありました
それは、キャリーワゴンを衣類などのかさばるものの置き場として使ったので、むしろ天板があると取り出すときに邪魔だったこと
よってDIYした苦労もむなしく、結局キャンプの間は囲炉裏テーブルの天板として流用することになりました
次の写真は、囲炉裏テーブルの真ん中にキャリーワゴン用の天板を渡してモノポリーで遊んでいるところ
左奥に荷物入れになっているキャリーワゴンが見えます・・・
折角作ったのですが、本来の活躍はできませんでした(別の意味では大活躍)
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キャリーワゴンの必要性
そんな我が家の自作天板失敗談ですが、実は、
改めて「本当にキャリーワゴンって必要なの?」と考える良いきっかけにはなりました
キャンプで使うキャリーワゴンの最大のメリットは、キャンプサイトまでギアを運ぶのが楽になることですが、そもそもオートキャンプ(サイト横まで車が入れる)の場合は必要ありません
しかも、持ってる方はご存じかと思いますが、車に載せるとかなりのスペースを占有します
キャリーワゴンを持って行かなければアレもソレも載せられるのになと思うことはしばしば・・・
そこまでしてワゴンを持って行く必要あるの?と誰でも一度は疑問に感じると思うんです
ただ、いろいろ考えた結果、今回天板は不要とわかりましたが、
キャリーワゴン自体はこれからも使い続けようと強く思いました
理由は、
- オートキャンプでも薪や水を満載したジャグなどの重い物を運ぶシチュエーションでは活躍する
- 濡れては困る物の荷物置き場としては大活躍する
の2つです
実は、今回自作した天板を試しに行ったキャンプでは、キャリーワゴンは荷物置き場として使いました
家族3人分の衣類をバッグからキャリーワゴンに入れ替え、タオルやアウター、iPadやMacなどのデジタルグッズを放り込み、「濡れては困るもの置き場」として使ったんです
実はコレが大正解!
キャンプ初日の夜が大雨で、明け方にはシェルターの中にまで浸水してきたのですが、
濡らしたくない物はタイヤ付きのキャリーワゴンの中に入れていたおかげで、何の心配もありませんでした
そのとき「やっぱこの使い方良いよね!」とピピッときたわけです
もちろん、宿泊数が短くて荷物も少ないし、天気も良さそうだし、オートキャンプだから車も横付けできるし、といったシチュエーションでは、そもそもキャリーワゴン自体が必要ありません
でも今回のような使い方が想定されるキャンプなら、キャリーワゴン本来の使い方じゃなくても大活躍!
持って行って損はないと実感しました
これからも引き続きお世話になろうかなと思います
ただし、だったらもう少し安いワゴンを買っておけば良かったかな?とも思いました
そんな動機でお手軽価格のキャリーワゴンについて調べてみたので、是非参考にして下さい
まとめ
以上、我が家のキャリーワゴン向けに天板を自作してみたけどボツになった経緯と、改めてキャリーワゴンの必要性・使い道について考えてみたことを紹介しました
キャンパーさんの条件によっては、キャリーワゴン+天板は、ラックやテーブルとして使えて便利だと思いますが、我が家の条件ではあまり活躍の場がなさそうとわかりました
でも「濡らしたくないもの置き場」としてはキャリワーゴンの信頼度は絶大
地面から浮いてますし、いざとなったらすぐに移動できます
ということで、我が家の結論は、
天板はいらないけどキャリーワゴンには引き続きお世話になろう
となりました
もちろんサイトと駐車場が離れているキャンプ場だったり、公園ピクニックなんかでは引き続きキャリーワゴンとして大活躍してくれると思います
天板はいらないけど、レインカバーを買った方が良いかもな〜