ロースタイルでサイトを組み立てるとき、意外と難しいのがキッチンの作り方
上手く作らないと、ごちゃごちゃして見えたり、作業性が悪かったりします
そんなロースタイルキッチンを組み立てる時のポイントは
- バーナーの五徳とテーブルの高さを合わせること
- メタルトップテーブルを使うこと
この二つを取り入れるだけで、見た目の良さと作業性がグンと高まります
テーブルに対してバーナーが高すぎると、バランスが悪いだけでなく作業性がダウン
メタルトップテーブルがあれば、熱いものがそのまま置けたり汚れをあまり気にしなくて良かったり、料理に集中できます
どうしても座ったままの作業になるので、こういった細かい工夫は大すごく大切!
そんな視点でおしゃれキャンプにぴったりなローテーブルをまとめてみたのでレビューしたいと思います
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バーナー台
まずはバーナーの置き場です
これはお持ちのバーナーの種類によって大きく3種類に分かれます
- 底面がフラット&高さがある
- 底面がフラット&高さがない
- 底面にガスボンベがある
まず底面がフラットで高さがある場合、これはコールマンのツーバーナー想定です(我が家はこれ)
photo by Coleman
この場合、ローテーブルの上にツーバーナーを設置すると、バーナーの五徳の面や座ってる人間に対して高くなりすぎてちょっと使いにくいです
あと見た目がイマイチ
バランスが美しくないですね
なので、バーナー台として高さ25センチ前後の小さなテーブルを用意しましょう
一般的なローテーブルの天板高さは約40センチ、コールマンツーバーナーの厚みが約16センチなので、バーナー台の高さが25センチなら、ちょうどテーブルと五徳の高さが揃う計算です
例えばこんなテーブルが候補です
ユニフレーム フィールドラック(高さ23cm)
Photo by UNIFLAME
キャプテンスタッグ アルミロールテーブル<コンパクト> (高さ12cm)
Photo by captainstag
次に底面がフラットで厚みがあまりないタイプ
これは例えばイワタニのカセットコンロなどが想定されます
キャンプ向けのカセットコンロならこんなおしゃれなタイプがありますし、イチオシのオススメバーナーはプリムスのツーバーナー「Kinja」と「Tupike」です
たとえばキンジャの場合、厚みが約8cmですから、そのままテーブルに載せてもバランスや使い勝手は悪くなりません
このPRIMUSのストーブは個人的にかなりイケてると思っていて、以前こんな記事にまとめたことがあります
最後に底面にガスボンベがあるケースですが、これは例えばコールマンの「パワーハウスLP ツーバーナーストーブ Ⅱ」やユニフレームの「ツインバーナー US-190」のタイプ
photo by Coleman
ただしこれらのバーナーなら脚がついているのでバーナー台は不要です
ちなみにコールマンのツーバーナー「パワーハウスLP ツーバーナーストーブ Ⅱ」なら五徳の高さは約30センチ、若干低めですが、テーブル天板より低ければ使い勝手は悪くないです
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フラットメタルトップ
次に作業台としてのメタルトップテーブルです
メタルトップテーブルは大きく分けて天板がフラットなタイプとメッシュのタイプと2つに分かれます
まずはフラットタイプをレビューしていきましょう
ユニフレーム 焚き火テーブル
メタルトップのローテーブルと言えば真っ先に思いつくのがこれ
ユニフレームの焚き火台テーブルです
photo by UNIFLAME
人気なのには理由があって、
- 熱いものを気にせずおける
- 汚れても拭けば綺麗になる
- 組み立てが簡単
- ロースタイルにマッチした高さ
- お手頃価格
と言った特徴が評価が高い理由です
でもよくよくみるとこれらの特徴はメタルトップのローテーブルに共通するもの
つまりメタルトップのローテーブルそのものが使いやすいと言うことですし、焚き火台テーブルの他にも候補はいろいろありそうです
Camping Moon ステンレストップテーブル
ユニフレームの焚き火台に限りなく近いメタルトップテーブルが、この「CAMPING MOON ステンレストップ焚火テーブル」です
photo by rakuten
ぱっと見、「えっ?同じ?」と思えるくらいのものですが、実は微妙に違います
この違いについては「Ryoma’s Bar」さんのブログが詳しいです
あともう一つ違うのがお値段ですね
マイテーブル ステンレストップ
次は定番スノーピークのローテーブルです
photo by snowpeak
この写真はベースの「Myテーブル 竹」というウッド天板(材質は竹)のローテーブルなんですが、さすがスノーピーク
メタルトップのカバーがあるんです
それが「Myテーブル ステンレストップ」
photo by snowpeak
ウッド天板とメタルトップの使い分けがしたい、スノーピークで揃えたい、お高くても平気(笑)、と言う方にはベストチョイスだと思います
シェルコンアレンジ
次も同じスノーピーク、同じ「Myテーブル ステンレストップ」なんですが、ちょっと変わった使い方です
「ビールと子供と犬とキャンプ」さんのブログを参考にさせて頂いたのですが、「Myテーブル ステンレストップ」を「シェルフコンテナ 25」に載せる方法
photo by ビールと子供と犬とキャンプ
「ビールと子供と犬とキャンプ」さん曰く、狙って作ったんじゃないの?ぐらいのジャストフィットです
ちなみに「シェルフコンテナ 25」はスノーピークの収納コンテナ
おしゃれなデザインや使い勝手の良さでファンが多く、過去にこんな記事で紹介させて貰いました
またこんなマニアックなファンもいるようで、初めて見る方はマジ、要チェックです
photo by Instagram
INOUTステンレストップ
最後がINOUTの「Stack Box」を使ったメタルトップテーブルです
コンセプトはスノーピークの「Myテーブル ステンレストップ」と同じですが、こちらはINOUTさんが狙って作った製品です
photo by INOUT
「Stack Box」もデザイン性抜群の人気の高い収納コンテナで、同じく過去にこの記事で取り上げました
シェルコンもスタックボックスも甲乙つけがたいところですが、両者に共通して、ちょっとお値段がかさむところがマイナスポイントですね・・・
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メッシュメタルトップ
次にメッシュのメタルトップテーブルです
メッシュの場合、焚き火オーケーのものがほとんどなので使い方の幅は広がります
ただその時の焚き火の高さが問題で、直火NGのキャンプサイトだと、ローテーブルの下に潜り込ませる焚き火台を準備しなければなりません
と言うように焚き火だと少し特殊な準備をする必要があるので、基本は普通のテーブルとしての使い方を想定します
そうなると、数あるメッシュのメタルトップローテーブルの中でもアンテナに引っかかってくるのが次の3つです
キャンパーズコレクション タフライトテーブル
グッドデザインアワード2016を受賞したシンプルなメッシュメタルトップテーブルです
photo by Amazon
ハイとローの切り替えができ(37.5/70cm)、天板も1200×600と広いので、ダイニングテーブルとして使いつつも熱いものが気にせずおける、と言った使い方になりそうです
お値段もおさえられていて入手しやすいです
ネイチャートーンズ Wire mesh wide table
次がネイチャートーンズの「Wire Mesh Wide Table」です
ネイチャートーンズのメタルメッシュテーブルは他にもたくさん種類がありますが、今回の用途にマッチするのはこの「Wire Mesh Wide Table」です
photo by Amazon
調理器具をかけておけるハンガーが付いていて、それを倒すとフックが3つ付いたメッシュテーブル
サイドにはタオル掛けもついている優れものです
ただのテーブルじゃありません!
かつカラバリも3種類あるので、サイトの雰囲気に合わせて選びたい方にはオススメです
特にレッドがあるのが良いですね〜
ドッペルギャンガー テキーラ テーブル
最後がドッペルギャンガーの「テキーラ テーブル」
photo by doppelgänger
このテーブルの秀逸なところは、幅10センチのプレートと脚を組み合わせることで、様々なスタイルが作り出せること
例えば天板はホームセンターで取扱いのある「ワンバイ」規格の板がジャストフィットするので、ウッドテーブルに仕立てることも可能です
下の写真はメタルメッシュトップ2枚と木板2枚を天板に、木板2枚を棚板にした例です
photo by doppelgänger
テキーラテーブルのような脚に天板を差し込むタイプのテーブルについてはこちらの記事にまとめてみました
参考にして下さいね
ウルトラロー焚き火台テーブル
今回メッシュのメタルトップテーブルを探していて、ローテーブルより高さが低いんだけど、バーナー台として使うにはもったいない・・・というものが幾つもありました
ダイニングテーブルに並べて使うのではなくて、焚き火台テーブルとして独立させて使う場合はこのくらいの高さが逆にバランスが良いと思います
せっかくなので、それも最後に紹介します
かしわ グリルスタンド
最初はかしわのグリルスタンドです
サイズは、60.5×45.6cm、高さが24.5、重さが5.6kg
Photo by camp-in-japan
シンプルでかっこよく、いかにも頑丈そうな見た目
比較的大きいので2〜3人で囲んで使えそうです
その分、重さが5.6キログラムと重いのが難点ですが、安定感はありますね
笑’s 焚き火調理台
次は知る人ぞ知る、金属加工品を得意とするアウトドアグッズブランド「笑’s」の「焚き火調理台」です
photo by rakuten
「笑’s」さんは埼玉に本拠を置くアウトドア用品のブランドで、主に焚き火台、焚き火台テーブルと言ったメタル製品を製造・販売しています
この「焚き火調理台」を含めた「笑’s」さんの製品コンセプトは、イントロのページを引用させて貰うと
笑’s製品の特長は、焚火熱から地表面を保護する“ローインパクト性”と、焚火熱で壊れやすい溶接や蝶番ヒンジを使わない“耐久性”、熟練した板金技術から生まれた“簡易組立機能と収納性”です。特に弊社の薪ストーブは、本体に耐熱ガラスを填め込み、本体から煙突まで折り畳みが可能で、同様の製品は世界に一つとありません。
引用:笑’s
とのこと
今回のテーブルには関係ありませんが、焚き火熱の影響を極力抑える「ローインパクト性」など、しっかり考えて設計されているなと言う印象を持ちました
機会があればテーブル以外の製品もレビューしてみたいと思います
で、肝心の焚き火テーブルですが、脚が少し斜めに取り付いていて棚板があるせいか、凄く頑丈に見えます
耐荷重は10キロ
これなら重いダッジオーブンも余裕で載せられます
天板のウッドフレームもポイント高いです!
ネイチャートーンズ
次はネイチャートーンズの「Rhombus Mesh Table」
Photo by rakuten
先に紹介した「Wire mesh wide table」とは、見た目は同じメッシュのメタルトップテーブルですが、こちらは高さ25センチと低く、焚き火台テーブルとして使うのが良さそう
ネイチャートーンズのの製品の特徴であるカラーバリエーションも充実
これも何色にするかで迷いそうです(笑)
テントファクトリー
テントファクトリーのメッシュメタルトップは必要最低限のシンプルな構造です
photo by tentfactory
例えばカシワのテーブルと比べると脚のあたりに頼りなさを感じますが、その分軽量かつ低価格です
この低価格って、当たり前ですがかなり重要で、特に焚き火台テーブルの場合、使っているウチに焚き火を「囲い」たくなるんですよね(笑)
そうすると全部で4つぐらい欲しくなったゃったりします
低価格、重要ですよね
キャンプマニアプロダクツ LO GRILL STAND
最後がキャンプマニアプロダクツの「LO GRILL STAND」
これ最強です
Photo by camp-mania.com
見た目の頑丈さはカシワのグリルスタンドと似ていますが、こちらは耐荷重が30キロ
もちろんその分6.8キログラムといっそう重くなっていますが、とにかく頑丈なものが欲しい場合はベストチョイスになります
下で焚き火をたいてグリルスタンドとして使う場合、熱による変形などがありますから、このように頑丈に作られていると安心感あります
まとめ
ロースタイルキッチンのためのメタルトップローテーブルをまとめてみました
長くなってしまいましたが、読んで下さってありがとうございます
今回提案した基本コンセプトは、
- バーナーとテーブルトップの使い分けが高さを揃えること
- 熱いものも直接置けるメタルトップであること
この2つにこだわると見た目も良く使い勝手も良いロースタイルキッチンの基本形が整います
まずはこの基本をおさえた上で自分なりのアレンジを加えていったらどうでしょうか