カマボコテントやタケノコテントなど最近大ブレークしている人気テントのメーカーと言えばドッペルギャンガーですね
独自のセンスと工夫でたくさんのキャンパーさんのハートをがっちり掴んで離しません
そんなドッペルギャンガーさんが今年リリースした超大物が「ワンタッチビッグダディ」
なんとワンタッチで立ち上がり、5分で組立て完了する大型テントで、チェック済の方も多いのではないでしょうか
実はそんなワンタッチビッグダディには強力なライバルがいるんです
- おしゃべりしながら10分で組み立て完成
- リビング、寝室2つ、ポーチもついた、まるで別荘のようなルームレイアウト
そんな夢のようなテントを今回レビューしてみます
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コンテンツ
Outwell とは
そのテント名前は「Outwell TOMCAT 5SA」
この最後についた「SA」と言うのが秘密の鍵なんですが、種明かしの前にまずは「Outwell 」の説明から
Outwell(アウトウェル)とはデンマーク発のファミリーキャンプ専門ブランドで、北欧やイギリス、ドイツなどを中心に人気を得ているアウトドア用品のメーカーです
ファミリーキャンプ専門ブランドって日本ではなかなかお目にかかれないですよね
そのファミキャン専門ブランドOutwellが目指しているのは、キャンプ慣れしていない初心者ファミリーでも、
- 別荘のような
- 家にいるような
- 快適な
そんなキャンプ空間です
いわゆる「グランピング」に近いイメージです
Outwellにはキャンプ経験豊富なデザイナーが揃っていて、自らの経験を基づく細かい配慮がなされたデザインは、北欧、イギリス、ドイツなどのヨーロッパでは非常に高い評価を得ています
またヨーロッパのそれらの地域は天候が悪いことが多く、そういったフィールドにおいて得られた知識や経験がふんだんに盛り込まれているため、デザインだけでなく信頼性も折り紙付き
例えば、足をひっかけづらくするためにペグロープを目立たせる「ルミナスガイライン」や、風の強いキャンプフィールドから生まれた「ウィンドスタビライザーシステム」など、実体験をベースにした数々の工夫がOutwellのテントにはちりばめられています
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Tomcat 5SAとは
そんなOutwellテントの豊富なラインアップのうち、日本のキャンプ場によくある8m×8mにフィットする大きさのファミリーテントが「Tomcat 5SA」です
photo by outwell
photo by outwell
例えば冒頭に出てきたドッペギャンガーのワンタッチビッグダディはこんなサイズ
ほぼ同じサイズ感のテントになります
photo by ドッペルギャンガー
SA(Smart Air)モデル
Tomcat 5SAの末尾につく「SA」
これは最大の特徴の1つである「Smart Airモデル」の略です
ちなみに「5」は5人用の意味
「Smart Airモデル」とは、Outwellのインフレータブルテントのうち、耐水性の高い75Dポリエステルに独自の難燃性ウレタン処理を行った「Outtex 6000」をフライシートに使っているシリーズの名称です
この75Dポリエステルのおかげで、同じサイズのコットンテントと比べて約15%も軽く、汚れにくくメンテナンスが簡単、大型テントで一番厄介な雨の日の撤収でも素早くできます
なおOutwellにはSATCと呼ぶモデルもあって、これは「Smart Air Technical Cotton 」の略
75D ポリエステルではなくポリコットンを使っているので、少し重さは犠牲になりますが、暑い時期の透湿性や通気性と耐水性を両立した上位モデルになります
ポーチ
Tomcat 5SAにはテントの側面にポーチと呼ぶ「出っ張り」がついています
このスペースの使い方はアイデア次第
下足、土足を切り替えるメインの玄関としても良いですし、目隠しして着がえスペースや物置としても使えます
photo by urbanislander
ベッドルーム
ベッドルームはOutwellテントの最大のセールスポイントの一つ
「ロイヤルマスターベッドルーム」と言う名前がついています
これには特出しで説明動画があります(説明は英語です)
約5分の動画でOutwellのスタッフが様々な機能の説明をしてくれます
movie by outwell
最後まで画面は変わらないので雰囲気だけなら最初の30秒ぐらいでわかります
次の動画はTomcatのような2ベットルームタイプのインナーテントの紹介です(約50秒)
この動画のように片側のベッドルームを畳んで、たとえば収納には使ったりと、使い方のバリエーションが豊富なインナーテントになっています
movie by outwell
オーニング
Tomcat 5SAにはオプションでオーニング(日よけ)が追加設置できます
このオーニングがまたゴージャスです
取り付けるとこのようにさらにスペースが広がります
もうこうなるとホント、別荘って感じの存在感ですよね
photo by outwell
次の動画はOutwellのスタッフによる説明動画です
説明に使われているのは同じSAモデルですがTomcatより大きい7人用の「Vermont 7SA」なんですが、Tomcatにオーニングを設置したモノと似たような規模感なので、是非ご覧ください
ただ約9分半の長い動画なので、雰囲気だけが知りたい方は以下の画面が切り替わる秒数を参考に早送りして下さいね
3分20秒ぐらいまで
テントの正面を映してスタッフのいろいろな説明が続きます、そのあとポーチのあるテントの左側に移ってベンチレーションの説明などがあります
4分45秒ぐらいから
テントの室内に切り替わります
6分15秒ぐらいから
2017年モデルの売りの一つ、「ロイヤルマスターベッドルーム」と呼ぶインナーテントの説明になります
7分20秒から
同じテント内ですが、ポーチの方に画面が移動します
ベッドルームの説明が続きますが、画面左に見えるクロークは必見!これホントにテントなの?って言う感じが漂ってきます
8分10秒から
ポーチの説明です
8分40秒ぐらいから
また両面に戻って、最後にまとめとなります
movie by outwell
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仕様
Tomcat 5SAの仕様をまとめます
テントタイプ | トンネル型テント |
ベッドルーム収容数 | 5名 |
フライシート | Outtex® 6000、100% オックスフォード ポリエステル、耐水圧6,000mm |
フロア | ダブルウレタンコーティング・ポリエステル100%、耐水圧10,000mm |
インナーテント | 通気性ポリエステル100% |
部屋数 | ベッドルームx2、リビングルームx1 |
エアチューブ | アドバンスド・エアチューブシステム(適正圧7psi/0.5bar) |
ポール | 19mmスチールポール(オーニング用)、13mmアルミニウム合金ポール(玄関用) |
設置方法 | 一体型シートのバルブへのエア注入による立ち上げ、玄関・オーニング部分のみのポール設置 |
設置サイズ | 435 x 490cm (オーニングなし)435 x 640cm (オーニング展開) |
収納サイズ | 83 x 43 x 43cm |
重量 | 34.7kg(収納ケースを含む全体) |
photo by outwell
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組み立て方
組み立て方は本当に簡単です
Tomcat 5SAはOutwellのセールスポイントである「ONE GO エア」システムを採用しているので、側面のエア注入バルブを開けてポンピングするだけ
面白いようにテントが立ち上がります
これほんと、おしゃべりしながら10分あれば立ち上がっちゃいます!
ちょっと長め(7分30秒)ですが、Outwellテントのエッセンスが詰まった動画ですのでぜひご覧ください
movie by outwell
入手方法
Outwellのテントは日本で入手しようとすると購入経路は限られてきますが、一つは輸入代理店経由の方法
ブランドショップUrbanIslanderにOutwell Tomcat 5SAの取扱いがあります
UrbanIslanderと言えば以前紹介したキューブ型LEDランタン「Enevue Cube」の販売店でもある「シティとアウトドアの垣根をなくす」をコンセプトにしたブランドショップです
UrbanIslanderのTomcat 5SA購入ページはこちらです
まとめ
ワンタッチビッグダディの強力なライバル、デンマークOutwell社のインフレータブルテント、Tomcat 5SAをレビューしました
デザインや機能に好みはありますが、ビッグサイズだからこそのインフレータブルにはかなりの魅力を感じます
しかもOutwell独自の「ONE GO エア」システム
ん〜、楽ちんそう(笑)
おしゃべりしながら10分で立ち上がるなんて、ホント、夢のようです!
とは言え海外メーカーのテントですから、購入の手間もかかりますし、お値段もお安くはありません
気に入らなかったら?、アフターケアは?、などなど気になることもたくさん・・・
なかなか敷居は高いですよね
そんな感じで、良さそうだなと思う一方ちょっと購入は無理かなと言う方にも、テントの設営に時間をかけずにスマートに設営・撤収をするスタイルは、これからの自分のキャンピングスタイルとして、一度検討してみたらどうでしょう?というのが提案です
浮いた時間と手間を、とことん料理に費やしたり、山・海・川を走り回ったり、そういったアウトドアならではの楽しみ方に時間を使うのはキャンプに行く目的の一つ
他にも、次々と場所を変えてキャンプ旅行を楽しんだりするのも良さそうです
テント設営の負荷をとことん減らすと、もしかしたら新しい何かが見えてくるかもしれません
そんなお手軽に設営できるテントといえば、やはり「ワンタッチ」や「インフレータブル」がキーワード
Outwellやドッペルギャンガー以外にもいろいろありますので、これからもどんどんレビューしていきたいと思います
最後になりましたが、本気でOutwellテントの購入を考えている方にはこのサイトをオススメしてます
海外メーカーのアウトドア用品購入の強い味方で、数ある海外輸入解説サイトの中でも、ここはイチオシです!